立憲民主党の代表が決まり
執行部に刷新感が欲しいとか
自民党も新総裁には
刷新感が必要だとか
求められるのは刷新感ではなく刷新だ
なんて話もありますが
〇〇感って
なんだかすごく
日本的だな〜
政治に刷新感が生まれたとしても
行政は刷新されないだろうし
(刷新したフリはするかもしれない)
そういえば数年前に
国土交通省の統計不正なんてのも
ありました。
公文書とか統計とかを
バンバン書き換えてもいい国なので
(よくはねえか)
刷新感だろうがなんだろうが
後付けでどんどん書き換えていけば
いいんだよね…
と毒を吐いてしまいましたが
先日受けた毒がこれで抜けました。
な〜んてことを
思ったのは
本日付で
住宅・土地統計調査
の最新版が発表されたから。
5年に一度のこの調査
僕はまあまあ楽しみにしています。
住宅の数とか
空き家の数とか
単身高齢世帯の数とか
いろんな統計データが
見られるんです!
住宅関係の統計は
いろんなところで目にしますが
この住宅・土地統計調査が
ベースになっているものが多い
要するにこれが基本みたいなもん
とはいえ、皆さんも僕も
全国的な規模でマーケット調査をして
企画を企てるようなことはしませんから
あんまり必要ない情報じゃない…?
と思うかもしれませんが
そうじゃないんだな〜
家は増えているのか?
それとも減っているのか?
知ってますか?
答えは
増えています。
住宅はどのぐらいあるか
知っていますか?
答えは
6504万7千戸ほど
こんなこと
知らなくても
工務店の仕事はできるけど
知っていた方が
お客さんとの会話だったり
情報発信には役立つはず
直近での住宅着工数は
目減りしていますが
壊す数より作る数が多ければ
増えていく
そんな状況もわかります。
そしてたびたび取り上げている
空き家
これも過去最多に。
というあたりは実は
速報が半年前に出ていて
↑ここでその手の話は書きました
速報よりも住宅数がちょっと増えてるな
今回の確報では
共同住宅が増えていることが
訴えられています。
戸建て52.7%に対して
共同住宅は44.9%
戸建ての方が多いじゃん
と思うなかれ
この差がどんどん縮まっています↓
(グラフは全て
令和5年住宅・土地統計調査結果の概要より)
そして高層化も進んでいる↓
さらに非木造化が進んでいる↓
どれも、この5年間だけの
傾向ではなくて
ずっと続いてきたことだけど
特に今回調査では
顕著になってきたんじゃないかなあ。
共同住宅
高層
非木造
全部、地域の小さな工務店の
守備範囲外
(と、一般的には思われている)
この傾向が強まっていけば行くほど
今までの仕事は取りづらくなっていく
暗い話を書くなよな〜
と思われそうですが
これが現実ですので…
一方で
冒頭でもあげたように
住宅そのものの総数は増えています。
住まいは
建てる時より
暮らしてからの時間のほうが
ずっと長い
そうなるとやはり
暮らしてからの生活支援
というジャンルからは
目を背けられないのでは…?
これも前に書いた
「土管」の話↓
建物を建てる、という仕事が
通信業における「土管」にならないと
誰が言えるだろうか。
あ、また暗い話になっちゃった。
すみません、根が暗いし
しばらく酒飲んでないもんだから、
ともあれ、この統計資料と
普段の仕事の肌感覚とを擦り合わせて
未来を拓いていかないとね!
その際の方向決めや
仮説づくりなんかは
僕もお手伝いできますので
何卒よしなに〜