ホームインスペクションは他山の石?

最後は人、って言っとけばなんでもOKだと思ってないですか〜?


ロシアのプーチン大統領が
突然30時間の停戦を宣言

でもウクライナ側に言わせると
その停戦期間にもロシア軍からの攻撃があって
言ってることとやってることが違うじゃねえか!

ってことみたい…
(実際はどうなのかわかりませんし
停戦も終わっちゃった…)

建築でも言ってることと
やってることが違うというのは
残念ながら起こりうること。

昨日のFRIDAY DIGIATLにこんな記事が出ていました。

1億超えマイホームに数十ヵ所の欠陥が…契約者が告発「住友林業には裏切られた気持ちでいっぱい」 | FRIDAYデジタル
ハウスメーカーの大手・住友林業に依頼して1億超えのマイホームを建築した男性A氏。しかし、「完成した住宅は欠陥だらけだった」と怒りを滲ませる。

1億越えのマイホームが欠陥だらけ、として
住友林業の実名が出ています。

天井断熱材がまるで断熱材として
機能しないような写真が出ています。

コンクリートのクラックを測る写真に
日本ホームインスペクターズ協会の名が
あったりして。

同じく昨日
業界誌の新建ハウジングDIGITALには

新築戸建ての不具合指摘率 構造・防水・断熱で6割を超える | 新建ハウジング
個人向けホームインスペクションを行うさくら事務所が、2024年に実施した新築工事中ホームインスペクションの検査

新築戸建ての不具合指摘率6割超えという記事。

同じ日に、同じNPO所属のインスペクションの話題が
メディアに載っているという
まあ、偶然だとは思いますけど。

施主と施工者の信頼関係が低い場合にこそ
ホームインスペクションが利用され
そんな関係になる業者だからそんな程度なのか?

インスペクションって
ある程度いちゃもんつけないと
商売上がったりなので指摘するのか?

とはいえ僕もこれまでに
まさに冒頭のFRIDAYに出ていたような
天井に断熱材が置いてあるだけ
という建売の家も見たことがあるし
(売る側も気づけよな…)

会社で借りていた物件に
断熱材の一部が明らかに欠損(施工されていない)
なんてこともあったし
(これはサーモカメラで発覚)

お付き合いのある工務店さんでも
おいホントかよみたいなポカ
ないわけではないので…

世の中にも
結構あるのかもしれないな…

僕の感覚だと
お客さんがわざわざ第三者に金を払って
検査を依頼したい、ということは

施工者が信頼できない、というメッセージに見えますが
今時はそんなことないんでしょうかね?

自社物件ではそういう経験がない
というところも多いと思いますが

もしお客さんが
第三者のインスペクションを希望したら
どうしましょう?

にこやかに受け入れるにせよ
渋々受け入れるにせよ
指摘事項なしでドヤ顔する
ってのがいいんだろうなあ!

冒頭の住林→下請けの問題も
地域の工務店で起きる問題も
人の問題に帰結させちゃうことが多いけど
(「最後は人」ってワードで)

これは純粋にチェック体制の話なので
誰がチェックしても同じ結果が出るような
チェックの仕組みをつくっとかないと
明日にでも問題が起きてもおかしくない。

見るからにダメそ〜な人でも
几帳面そうな人でも
同じようにチェックができないとね!

最後は人…っていうのは、その後だ!