もう5月1日
年が明けてから八十八夜
(年明けは立春です!)
とはいえやっぱり普通の暦で
僕も生活しています。
1日には決まってやることもあります。
とはいえ、やるのは
5月1日の他には
3月、7月、10月、12月の1日だけ。
さてなんでしょう。
答えは
時計の日付合わせ。
最近は電波時計とか
スマホの時計とかで
時刻合わせすら必要ないですが
手巻き時計は
そういうプログラムは一切なく
メカニカルな部分だけで動いているので
短針が2周したら日付が1日進む。
小の月とか大の月とかの情報もないので
5月1日のはずが日付表示には31の文字。
今日は4月31日なのかもしれませんが
正確な時刻を知りたいだけなら
他に方法はたくさんありますが
手巻きで日付や時刻を合わせる
という儀式は
道具を使っている
愛でている
という感じがして良いですね〜
ついでに秒針もあわせてあげる。
普段、使い捨てに近いスマホに
依存しきっているわけですが
こういうメカニカルなものは
安心感がありますね。
近頃は何かと
タイパ・コスパの連発で
住宅情報誌にも
タイパだの家事楽だの
そんな話ばかり
みんながみんな家事を楽しめるわけでもないし
やりたい人は手をかければ良いから
家事は楽に越したことはないけど
家事を楽にすることが
もっとも重要、みたいな煽り方は
どうなんでしょうね…?
薪ストーブは使わなくなるから勧めない
なんて声も聞いたりしますが
単にあったかくなりたい、というだけなら
確かに手間もかかるし費用もかかる
だけど、薪に火をつけるという儀式が
生活を潤わせてくれる、と感じる人もいるでしょう。
朝、窓を開けるとか
夏にすだれをかけるとか
昨今の住宅ならそういうことをしなくても
室内の空気室や温熱環境は
整えられるかもしれませんが
やっぱり
人が能動的に行動して環境を作る
「儀式」で環境の切り替え
気持ちの切り替えをする
ってのは人の営みにとって
結構重要なことじゃないかな〜。
子育てで大変な世帯は
そんなこと言ってられないんだ!
って声も聞こえてきそうですし
子育て終わった世代の
戯言かもしれないけど
逆説的に
そういう環境こそ子育てに良い
なんて気もするんだけどなあ…