内部発熱を減らそう ちょっと季節遅れな夏の話

家庭のエネルギーの割合で一番多いのは、暖房でも給湯でもなく、もちろん冷房でもない(分け方の問題でもあるけど)


明日は秋分
ようやく朝晩に秋の気配が感じられて
暑さ寒さは彼岸まで
暑さ寒さは昼夜平分まで、ってことかな〜
(語呂が悪いな…)

僕の仕事場にはエアコンがありません。
去年も今年も、今度こそつけようかな〜
と思いながら、なんとか乗り切ってしまった。

エアコン無くしてどう過ごすか?

部屋は2階が若干オーバーハングしている
1階で東南向き
つまり早い時間にしか陽が入らないので
日射遮蔽、という点ではまあまあOK

しかしこの夏の気候では
通風で涼をとる、というのが現実的でなく
ほとんど扇風機で過ごしています。
(あとは、着衣量ね)

こうなると重要なのは熱源を少なくすること。

仕事場にしている部屋で
使っているコンセントは
扇風機を除くと一箇所だけ。

デスクに引っ張って
あとは全部デスクの上で使っている機械です。

この夏はメインで使っているパソコンを
M4 Mac miniに変更しました。

いろんなもののバックアップに使ったり
外出先からはリモートアクセスをしたり
ということで、一日中電源を入れっぱなしです。

モニターもつけた状態
(普段仕事をしている状態)では
消費電力が55W

モニターを消してあると16W

本体の他、外付けのSSDやHDがあり
そいつらの方が電力を使っているかも…

というのはサーモカメラの画像を見ると
想像できます。

本体よりも、左側のSSDやその左のHDが熱い。

排熱構造の違いとかもありうるので
総量は分かりませんが(ちゃんと測ればわかるけど)

消費電力は、理論上、全部熱に変わるので
機器類の電力消費は少ないに越したことないですね。

Mac miniを買う時、より上位機種にしようかな
とも思ったんですが
速度と消費電力(=熱)の兼ね合いを考えて
下位モデルにしました。
これでも僕の用途には十分です。

ちょっとだけ、室内の発熱が減るかな?

住宅の省エネルギーというと
外皮性能を高めて暖冷房負荷を減らす
というのが一般的ですが

内部発熱を減らす、というのも
もっと考えていいんじゃないかな
(まあ、逆に冬は有利になるわけですが)

2025年度のエネルギー白書によると
世帯あたりのエネルギー消費の割合は
暖房24.2% 給湯27.7%
そして動力・照明他が34.2%

年々「動力・照明他」の割合が増えています。

グラフは資源エネルギー庁のエネルギー白書ページより。

この統計は新築だけを対象にしていないので
外皮性能が上がったから暖房負荷が下がって
相対的に動力・照明他が上がった、というよりも
暖房や給湯機器の効率が上がった、とか

純粋に動力・照明他の割合が増えている
という風に読むのがいい気がします。

新築すると、たくさんの家電を買ったりします。
パソコンとかテレビとか、そういうものは
ここでいう「動力・照明他」に該当します。

まあ〜、そこまで工務店がお施主さんに
口出す話じゃないかも知れないけど
新築して暖冷房負荷が減った分
他は使い放題だ〜、というのも
なんかおかしいような?

と、室内の発熱の話から
こんな話に至りましたけど

昨日、もうクリスマスケーキとか
おせちの予約をしている店を見て
ああ、もう秋を飛び越して冬に向かおうとしてるのか
と、なんか複雑な心境です。