「通販生活」が、楽天市場に出店してから、まだ半年経っていません。
その通販生活が、8月18日、出店取りやめを発表しました。
理由は、楽天グループがドイツの防衛スタートアップ、Helsingと提携し、防衛省への攻撃型ドローンの導入支援を進めると報じられたことです。
通販生活を出しているカタログハウスは、「憲法九条があるから買い物ができる」という言葉を、カタログの表紙に掲げている会社です。
今回の発表でも、「私たちの企業理念とは相いれないことから出店を中止いたしました。」と、はっきり書いていました。
企業理念、じゃなくて、なぜ「相いれない」まで言い切れたんだろう?
カタログハウスには企業理念とは別に「商品憲法」というものがあります。

1,2,3,4,5条の次が9条だと…?
まあ、リンク先を見てみてください。

会社の「憲法」については、前に書いたことがありました。

あのとき、「企業理念」は行き先を示すもので、「憲法」はその会社がどう振る舞うかを具体的に決めるもの、みたいな話を書きました。
理念だけだと、いざというときに判断できないから、条文みたいな具体的な線引きが欲しいよね、という、半分は妄想に近い話ですけど…実在してたんだなあ。
軍事関係で飯を食っている人がいるのは確かだし、それ自体を全否定できるか、と言われると、僕はなんとも答えが出せません。
僕も戦車や戦闘機のプラモデルなど買ってきて喜んだりしています。
でも、攻撃ドローンって、「助けて」みたいな音を発しながら人を呼び寄せて撃つ、みたいなこともしているみたいだし(今回のものがそういうものかはわかりませんが)…
楽天の憲法(とは名乗ってませんが)はこちら。

ミッションは
イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする
だそうです。
オポチュニティとかも入れなくていいのかな
と、なんか楽天けしからん、通販生活はよくやった的な雰囲気になりましたけど、そんなに単純化しない方がいいのかも。
それぞれの会社が、それぞれの憲法に従って動いた、というだけの話なんだろうな〜。
工務店の場合はどうでしょうか。「企業理念」を掲げている工務店、ここ数年でずいぶん増えました。
パンフレットにも、webサイトにも、たいてい何か書いてあります。
でも、「商品憲法」まで持っている工務店って、どのぐらいあるでしょうか?
性能や坪単価の前に、「これは扱わない」と言い切れることがあるか?
集成材は使わない、とか。この工法は勧めない、とか。値段が合っても、この土地には建てない、とか。
理念より一段具体的な、迷ったときのイエス・ノーの話です。
今回の一連の報道を見て、条文になっているかどうかで、こんなにスピード感を持って動けるものなんだな、と思いました。
通販生活は、迷わず、即日で発表しています。
前に「憲法」のことを書いたときは「あなたの会社の憲法第一条、なんですか?」で締めましたが、今回は、
あなたの会社の憲法第九条、なんですか?
そして、それに沿って即行動できますか?

