ポテ爺かもしれない

地域の一隅を照らす工務店を応援したい佐塚です。

土曜日は、前にも書いたように猛烈に作りおきのおばんざいを作っているのですが、今日は出かける用事でタイムリミットがあり、そんなにたくさん作れませんでした。

ポテトサラダを作っていたときに思ったこと。

そういえば、ポテ爺っていたな、と。
今更ながら、ですが、少し前にネットで話題になった、
スーパーの惣菜コーナーで、「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」
という、子ども連れの女性に対しての高齢男性のセリフに対する批難、が話題の中心だったと思います。

ポテ爺がどういうつもりで言ったのかは分かりません。

僕はポテトサラダを手作りしますが、絶対にお店で買わないわけではありません。
ただ、手作りすることのほうが多い。
市販のものは、材料も不確かだし、味のコントロールができないし、量がちょっとしかないし。

ポテサラ作りにあたっては、マヨネーズを作るところからはじめます。
卵も選べる、油も選べる、塩も選べるし量の加減もできる。
今日は、コメ油とリンゴ酢、平釜塩を用いました。いい卵が切れていたので、スーパーで普通に売っている卵。

油以外の材料を入れた後、油を投入。油の量も視認出来る。マヨネーズってほとんど油ですよ。だから新鮮ないい油を。

なんて書くと、たいそうなことのように見えるかもしれませんが、これらを全部ハンドブレンダーで混ぜるだけなので、1分もかからず出来上がります。

完成。作業時間1分ぐらい。

少し手間をかけるだけで、好みの味のものを、好みの量だけ作れる。市販のマヨネーズより割高ですが、逆に、いくらかけてもこれと同じものを買うことはできません。

そうして出来上がったポテサラは、出発間際のため、写真を撮り忘れると言う失態。

さて、ポテ爺は、母親ならポテトサラダぐらい作れ、と言う。母親かどうかは関係なく、作りたい人が作ればいいと思うので、その点でポテ爺にはぜんぜん同意しませんが、こと工務店に対しては、ポテ爺のようなことばっかり言っています。

できるだけ上流工程から関わった方が良い、手仕事を生かすのが良い、地元の材料を使うのが良い、と。
ポテ爺風に言うなら、「工務店ならこれぐらい作ったらどうだ」と。

お惣菜コーナーで買ってきたものを並べて出す料理店は、通常はなかなか認められないはずです。
(角打ちとか、特殊なケースではありうるとして)

ところが、住宅だと、割とこれに近いことが行われるし、一部もてはやされるきらいもある。なんででしょうね。
少し手間もかかるから、割高になる。しかし、出来上がるものの質が違うのだから当たり前です。でも、自信がないのか、惣菜のポテサラに走るところがあとをたたない。惣菜のポテサラが100%悪いとは言わないけれど、その利点と、自分で作ることの利点を冷静に比較してみた上でのことなんでしょうか。

と言うわけで、工務店業界のポテ爺として頑張っていきたいと思います。