数は42年、割合は49年連続で減少。これなんだ?


地域の一隅を照らす工務店を
応援したい佐塚です。

こどもの日にちなんで
総務省統計局からこどもの
数について推計がありました。

統計局ホームページ/統計トピックスNo.137/我が国のこどもの数 -「こどもの日」にちなんで- (「人口推計」から)
総務省統計局、統計研究研修所の共同運営によるサイトです。国勢の基本に関する統計の企画・作成・提供、国及び地方公共団体の統計職員に専門的な研修を行っています。

(以下、グラフは上記ページから)

42年連続で減っているのは
こどもの数です。

こどもの割合も
49年連続で減っています。

ここでいうこどもとは
15歳未満のこと。

15歳未満を2歳ごとに
区切ってみても

歳が若くなるほど
減っている。

このままだと当然どんどん
人口は減っていくわけです。

数や割合だけだったら
「25歳まではこども」などと再定義して
見せかけ上増やしたりはできそうだけど。

(冗談です。でも日本は統計偽装が
得意だし、あるかもね。
老人は75歳以上にしたりとか)

経済成長と少子化は相関関係にあると
言いますから、日本は多子化に進んでも
良さそうなものなのに不思議です。

少子化の理由には
晩婚化とか経済的な問題とかが
よく言われます。

それは多分にあるんだろうけど
大前提として女性が妊娠する
機会が減っているんじゃないでしょうか。

晩婚化・経済的要因以外の
少子化要素というか
妊娠阻害要素としては

避妊技術と知識が向上した
(これが一番大きいんじゃないかな。
知識は怪しい部分もあるけど)

男尊女卑から男女同権にシフトしつつある
(男が強引にヤらなくなった。
これはいいことだね)

男女ともに羞恥心が増したのかも
(昭和の人はふすま1枚で
シてたんだぞ!)

住環境の面では
プラス要素も増えてます。

家があったかくなった
(冬場に寒くて裸になれない
なんてことはない)

防音性能が上がった
(普通に作ってもそこそこだし
その気になればかなりの防音ができる)

と、こうしてみると
最近家を建てたご家族なんかには
そんなにマイナス要素はないのかも。

そうはいっても社会全体でみると
単身者や住宅購入資金が
厳しい人もいます。

トータルすると
人口がどんどん減るわけです。

家を建てたい人も直したい人も
減るわけです。

少子化が進めば当然
従業員確保も難しくなる。

みんなが知りながら
心の中で蓋をしている
不都合な真実。

では工務店業界は
少子化対策には
貢献できないんでしょうか。

今、日本各地で行われている
移住による行政の補助金などは
ゼロサムゲームです。

都会や近隣都市から
住民をひっぺがして
我がまちへどうぞというやつ。

これは国レベルでは
少子化対策にはなっていません。

けれど、ひとまずは
こういう活動に乗っかって
自分の街の人口を増やす…。

うーん、なかなか
パッとしないなあ。

42年間、国ができないことが
今すぐ僕に解決できるはずもなく。

結婚しない人生もあるし
こどもを作らない人生もあるし
それはそれぞれの選択です。

望んでもその選択ができない人に
どう対処するかが政治の役割ですよね。

僕らの仕事は
望んでくれた人に
期待以上のものを作ること。

行政目線の少子化対策ではなくとも
家族の居場所を作っていることは
誇っていいと思う。

そういう場所を増やして
地道に街をよくしていこう!

以上!