ゴルゴ13も最初は迷ってた? 「やらないこと」でのブランド化。

前に「サービス終了」の話を書きました。
とある電子書籍ストアが閉店してしまうと。

「サービス終了のお知らせ」の責任なんか取れない
昨日、いわゆる 「サービス終了のお知らせ」 が届きました。 いくつか使っていた中の 電子書籍サービスの一つ。 イオン系列の未来屋書店の 「mibon」がサービス終了 なんだそうで… ——– 地域をよくする工務店を 応援するネットワークの 佐...

ここはメインで使っていたわけではなく
別にいいか〜と思っていましたが
救済措置がありまして

それが昨日から利用できるように
なりました。

hontoというサービスで
買った本がそのまま読めるように
してくれたのです!

電子書籍リーダーとしては
こっちの方がずっと優れているし

大日本印刷のサービスなので
サービス終了しにくいかも。
結果オーライ、かな。

(こういう場合、誰がどんな風に
費用負担してるんでしょうね?)

ともあれ、引っ越した電子書籍リーダーを
見ていたら、こんな表記が

「ゴルゴ13 55周年記念」で
55巻まで無料!(期間限定です)

ゴルゴ13は、紙で(当時の)全巻
持っていたのですが手放してしまい

また読みたいな〜と
思っていた矢先の出来事です。

わーい。
(全部読んだことあるけど)

ゴルゴ13、オッサンなら
知らぬ人はいないであろう作品です。

「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」
としてギネスにも認定されています。

著者のさいとう・たかをさんは
一昨年亡くなりましたが
プロダクションが連載を続けています。

さて、ゴルゴというと
「無口」「凄腕」「絶対に失敗しない」
というようなブランドが出来上がっていますね。

人に背を見せて乗り物に乗らない
握手はしない(利き腕を人に預けない)
といった習性も
危険と隣り合わせのプロならでは。

でも、今回、1巻を読んでみたら

あれ、握手してる。

1巻 178ページから

笑いながら軽口を叩いている

1巻 46ページから

ゴルゴの信条は、この時はまだ
確立していなかったってことか!

後ろに立たれるのがイヤなのは
すでに身についている。

1巻 33ページから

「理想の自分」は最初から
できているわけではなくて
時間をかけて身につけ
磨いていくってことかな〜。

ひるがえって工務店について
考えると

魅力のポイントの一つは
「なんでもできるけど、これしかやらない」
という態度にあると思ってます。

「できないからやらない」
とは大違い。

これしかやらない、その理由と
結果が、各社のブランドになる。

かっこいいロゴを作ったり
パンフレットを作れば
ブランドができるってものじゃない。

ゴルゴ13も最初は違ったように
工務店も「やらない」が
決められない時期もあるでしょう。

何をやって、何をやらないか。
何が大切なものなのか。

ゴルゴはおそらく
一人で決めていますが

会社では、ものづくりをする
みんなの腹に落ちるように
話し合って決めていきたいですね。

というわけで、期間限定のゴルゴ13を
ビジネスの勉強をしながら楽しみましょう!

honto以外の各種電子書籍サービスも
実施中。kindleにもあります。

『ゴルゴ 13』連載 55周年記念企画 第二弾
で検索すると出てきます。