性能コンサルティングに勝手にお邪魔する

こうすれば高断熱にできる! という話じゃなくて、こんな家づくりをしたい、だったらこうしたら、という住宅の性能のお話を学んできました。


本日は夏至なり

夏至や冬至のたびに
書いている気もするけど

よく工務店が
「パッシブデザインです!」
などと言って使う
この手の絵

正午の入射角としては
嘘じゃないけど
そこだけ強調してもねえ…

こちらは過去記事。

方位を考えてお金を無駄遣いしない家をつくろう
プロ相手に今更何をいってんだみたいなタイトルですが、方位を考えずに作られている家が思いの外、多く… ちょっと苦言です。

冬至の話だけど
言いたいことは夏至も大体同じ。

太陽が一番長く出ていても
一番暑い日にはならない。

気温に色濃く反映されるのは
地面や海に熱が溜まった
7月、8月ごろだし
(蓄熱)

この時期は雨で日射が
地面に届かないことも多い。
(日射遮蔽)

近年の室内環境づくりは
断熱+エアコンのこと「だけ」
しか気にしていない
そんなケースも見受けますけど

夏はやっぱり
いかに室内に熱を入れないか
(屋根の断熱、通気、開口部の日射遮蔽)

だからといって
小さな窓にしてバンザイ!
なんてのもおかしいよなあ。

と、常々思っているわけです。

僕が思っているだけだと
何も起きませんが

昨日はこんな勉強会がありました。

松原さんの「サンシャイン・ラボ」
(まもなくwebサイト公開予定)
にて

入政建築の皆さんが集まって
カメプラン・大出さんによる
オンラインの性能コンサルティング。

大出さんの
「オフグリッドな我が家」は
日経アーキテクチュアにも
掲載されて、目にした人も多いはず。

日経クロステックにも出てます。

都内の狭小オフグリッド住宅、真冬でも電力自給率94.7%
足りなくなりそうな時だけ電気を買って暮らせるオフグリッド住宅を設計事務所のカメプラン(東京都東村山市)が設計し、2023年11月に完成した。斜線制限の厳しい狭小地で、既製の蓄電池などを組み合わせた。

そこに訪問してきた
入政建築・新野さんが

オフグリッドな家から学ぶ。 – 浜松市の工務店なら【入政建築】|注文住宅を自然素材で建てる
浜松市で注文住宅のご相談なら、いりまさ建築。昭和元年創業の工務店です。無垢材を活かした自然素材が得意です。新築、リフォーム、造作家具、木のマンションリフォームまで承ります。

ぜひ大出さんに学びたいということで
今回の会の運びとなりました。

と、訳知り顔で書いてますが
僕は「なんでいんの?」
と言われながら

「通りすがりです」と強弁して
図々しく参加

単に断熱強化しよう
みたいな話だったら
チャチャを入れちゃおうかな〜
なんて思っていましたが

それは杞憂で
入政建築さんが求める
太陽熱利用と断熱仕様を
どんな風に定めていくか

そんな話や
断熱のコストパフォーマンス
工務店らしい開口部の作り方
などなど

この話のベースには
松原さんが続けてきた
新野さんの自邸の
温熱測定のデータがあって

↑そのデータを見ながら
検討するの図

家は建てた後
どういう風になっているのかを
確認しておくことも
大事だな〜と改めて思う次第

みなさん、お邪魔させてもらって
ありがとうございました!

…で、やっぱりこういうことに

それはさておき
大出さんの「オフグリッドな我が家」は
この6月に初めてのプロ向け見学会も
実施とのこと。詳しくは↓

自然とともに暮らす住まいづくり
kameplan architectsは、高断熱はもちろん、薪ストーブ、ソーラー、パッシブ設計等を駆使して、自然とともに暮らすエコハウスの設計を行っている建築設計事務所です。