『年間客数2億人の経営術』でまたまたサイゼに学んでみる

不定期にやってくるサイゼリヤあげ記事です。チェーンの飲食店に学べることだってあるはず。


日経平均株価が史上最高値
年初の株高はそのうちハジける
なんて言ってた人もいたけど

ずいぶん好調ですよね〜株価

色々なものの値上がりで
生活実態と株価は乖離している
感じは否めませんし

僕は個別の日本株は
持っていませんので
あんまり影響ないかな〜

でも、株を買ってみようかな
という日本企業があります。

それはサイゼリヤ

投資家の皆様へ|サイゼリヤ
イタリアンワイン&カフェレストラン サイゼリヤは、毎日の暮らしの豊かさを食を通して提案していきます。

1年以上ホールドしていると
株主優待でお食事券がもらえます。

まあ、別にお食事券が欲しいわけではなく
応援したいわけです。

[追記]なんと、このブログを公開したその日に
株主優待廃止が発表されました。とほほ…

サイゼリヤはチェーンのイタリアンレストラン。

初デートでサイゼはありか?

とか

サイゼで喜ぶ彼女

なんてのが
炎上したりする
安いお店です。

まあ〜僕は大好きなので
これまでもブログには
たびたび登場しています

サイゼリヤ | Katalyst
小さな地域工務店に向けて、広報広告活動や経営のヒントを発信しています。

僕は家づくりにおいて
フランチャイズとか
全国展開のメーカーとかは
好みません。

外食もできれば
地元の個人店に行きたい方です。

でもなぜサイゼリヤか?
その展開は住宅産業にとって
参考になるのか?

ということを考える名目で
ミラノ風ドリアをいただきながら
サイゼリヤ元社長・堀埜一成さんの
『年間客数2億人の経営術』を読む

規模や来店頻度が
地域の小規模工務店とは
全く違いますから

参考にならないところも多々ありますが
大事なところをピックアップしてみよう

サイゼリヤには、お客さまの体験を会社がコントロールできるものではない、という発想が根っこにあります。

コト消費中心の時代で
住宅でもそちら方向のアピールが盛ん

でもサイゼは
ユーザー・エクスペリエンス(特別な体験)は
お客様自身がつくるもの、と考えています。

例えば僕のように居酒屋利用をして
ワインを何本も飲んでいようが
女子高生が放課後に溜まって
ドリンクバーで何を混ぜようが

そしてそれらをSNSに書いたり
クチコミを載せたりしても

一切関わらない
そもそもそれを管理できると思うことが
おこがましい
、と。

これはビックリ。

お客様のファン化を図る時
そうした部分に踏み込んでいくのが
セオリーのような気がしていましたが…

サイゼリヤはイタリアワインの消費量で
間違いなく日本一、ということです
(僕も微力ながら協力しています)


↑このワインが1000円。

フランスワインは「売るためのワイン」で
高いこと自体に価値があるが

イタリアワインは「日常的に飲むワイン」
だからカジュアルに飲むのがよし

大手がガバッと買い付けるから
安いんだろう、と思いきや

まとまった量を買うバイイングパワーの問題というよりも、ワイン生産者との個人的なつながりの問題だったりするのが、おもしろいところです。

役員に値切れないバイヤーがいて
相手の言い値でワインを
買ってきてしまうそうです。

でも、人間関係ができていると
ふっかけられたりしないし
名手がつくるいいワインが買えたりする

これは住宅関係でも
結構ありますね〜
素材生産者との関係とか

飲食サービス業は製造業に比べて
産業としての成熟度が低いようで
そのノウハウをサービス業に持ってきた
というのが著者の根底にあるわけです。

工務店業というのは
何業でしょうね?

一般的に考えると製造業と
言いたいところですが

パワービルダーを中心に
サービス業化しているな〜と
感じます。

お客さん側にも
サービス業的に接して欲しい人と
製造業を期待してくる人がいる

あえていうなら
サービス業のノウハウを
十分に取り入れた製造業
というのが工務店の立ち位置かな〜

と思っているけど
それも、その地域での会社の
立ち位置によって変わるかな。

なんていう話をする時にも
サイゼリヤは大変重宝します。

続きが気になる人は
どこかの町のサイゼリヤで
ご一緒しましょう。