今日は母の日ですね。
離れて暮らす実母には花を送り
市内で暮らす義母には料理を持って行きました。
まあ、花はともかく料理はいつもなんだけど
スーパーマーケットで
鰯が激安でした。
10尾入って198円
これで、誰か儲かるんだろうか…
普段は頭をつけたまま
煮たり焼いたりするんだけど
量が多かったので頭を落としちゃった。
鰯は、「七度洗えば鯛の味」
なんて言ったりします。
(漢字だとちょっとわかりにくいかもなので
以下カタカナで)
イワシは臭みがあるけれど
冷たい水で締めて「あらい」にすれば
タイのようの味になる
ってことなのかな…?
タイは縁起物の魚として
珍重されています(いました?)し
一尾あたりの価格は
イワシと比べようもありません。
手間をかけたら美味しくなる
それ自体は素敵なことですが
イワシにはイワシの味があるのだから
タイの代用品ではなくて
イワシとして味わえばいいのにね…
なんて思います。
世の中にはイワシ専門店もあれば
タイ専門店もあったりして
どちらにも良さがある。
よろしくないのは
イワシ専門店に行ってタイを欲しがったり
その逆をやったりすること
地域の小さな工務店の多くが
デザイナーズハウス的なものから
純和風まで
なんでもやります的スタイル
すなわち
タイもイワシももちろんのこと
トンカツもオムライスも
やりまっせ! 的だったりします。
もちろん、料理が上手な人は
何を作ってもそこそこ美味いのと同様
しっかりした工務店は
どんなスタイルでも
そこそこのものを作れるんだろうけど
それはお客さんにとって
本当に魅力になるんだろうか?
この手の話になると
エッジを効かせすぎると
客が少なくなる
ということを危惧する人も多い
しかし、イワシ料理屋が成立しているのは
イワシ専門でイワシのことならお任せ!
というスタイルでやっているからであって
同じスタイルを続けることで
仕入れも安定し練度が上がり
それでようやっと看板になる。
ウチにはイワシしかないよ
というそのイワシが何なのかは
工務店によって違うけど
お隣にもイワシ専門店があると
途端に価値が下がってしまうから
早いもん勝ち
か
希少価値
のどっちかで尖っていくべし!
(後者を応援するけど前者でもあり)
ところで専門店になると
落とした頭とかもうまいこと
商売につなげたりするのかな
どうせ食べないけど、なんかもったいない…