人も生き物も、太陽エネルギーの奪い合い

ドナルド・トランプ氏が
狙撃されたけれども健在
という影響(?)で
ダウ平均は史上最高値を更新

かたや、人の名前が出てこない
おじいちゃん

かたや、撃たれたけれど
元気に振る舞っている
おじいちゃん

まあ〜政策関係なしに
元気な方を選びたくなっちゃうのが
人ってもんなのかな?

アメリカは
世界最大の産油国だし
トランプは排ガス規制とか
温暖化防止にはことごとく反対

LNGの採掘を増やして
日本にも輸出する
などと申しています。

日本の電力発電割合に占める
再生可能エネルギーのそれは
20%を超え

かなり自然エネルギー利用が
進んできたけれど

石炭、石油、LNGといった
化石燃料の火力発電が
まだ7割ほどを占め

同盟国(宗主国?)の親分が
「石炭やLNG買え!」と
言ってきたら
買っちゃうんだろうなあ〜

エネルギーを握っているヤツが
何より強い

人間のエネルギー獲得欲求は
狩猟採取時代からすごかったそうです

今日のテーマはこの本

『エネルギーをめぐる旅―文明の歴史と私たちの未来』

昨日は風力発電とか
地(冷)熱利用なんかを
めぐって来まして

暑いので自然エネルギーで涼しい場所に行ってきた
夏は太陽のおかげで暑いけど、その影響が届かない地中は結構涼しいわけで…

その流れでこの本を
紹介したくなりました。

自然界は太陽エネルギーの
奪い合いの世界

植物は太陽エネルギーを
獲得するために
上に伸びたり横に広がったり

そうやって植物が取り込んだ
太陽エネルギーを
虫やら鳥やら動物たちが
奪い合います。

人間もその奪い合いの
メンバーで
そのうち道具を発明して
他の動物を狩るように

マンモスは捕獲労力に対して
得られる食料が多い
すなわちエネルギー効率が高いので

あっという間に人類に
滅ぼされてしまう…

さらに、農耕を覚えて
その土地に注ぐ太陽エネルギーを
占有するようになります。

農耕で得た食料もまた
太陽エネルギーを蓄えておく
と言うことなわけ

その豊富な太陽エネルギーを
狙うのは雑草や作物を食べちゃう
動物だけでなく

近くに暮らす人類が
最大の敵になって

そうやって領土確保のために
戦争が起きてきた…

昨日紹介した浜松市の風景

こちらにも大量の
太陽エネルギーが降り注いでいる
(ので、地表近くが暑い)

森林も太陽エネルギーの
貯蔵庫ですね。

50年生の樹木を使えば
50年分の太陽エネルギー消費になる

そんな風に身の回りにあるものは
みんな太陽エネルギーが
形を変えた姿なわけです。

(化石燃料も元を正せば
そうですね)

建築物も太陽が降り注ぐ
土地を切り拓いて
建てるものですから

その土地の太陽エネルギーを
占有しているともいえます。

太陽光発電で電気に変えれば
活用しやすいエネルギーになりますし

太陽熱をそのまま使って
暖房や給湯にも利用できる

もちろん畑を作って
作物という形で利用することも
できるわけです。

せっかく奪った(?)土地に
降り注ぐ太陽エネルギー
ぜひ有効に活用しましょう。

地球に降り注ぐ太陽エネルギーは
莫大で、人類が使用している
エネルギーの1万倍以上とされていて

これがみんな利用できるように
なったらすごいよね!
という技術も進んでいくかもしれませんが

元々、それらのエネルギーは
地面をあたため、大気を滞留させ
生物にもエネルギーを供給してきたわけで

それを占有したら
どうなっちゃうんだろう…?
などと楽しく読める本でした。

小難しいエネルギーの話ではなく
これまでの文明が辿ってきたことから
自分たちの未来を考えてみよう
というお話で

ヒトの心とエネルギー
にもページを割いています。

あらゆる人が触れておいて
いいんじゃないかな〜