足りないものを自分で考えてみる

虎の威を借る翌日
引き続き
秋山東一さんとご一緒いただいて

うなぎを食したり

駅前の「はままちプラス」に
置いてある
入政建築さんの
aisuの家具を見たり

そんな感じで街中を
歩いていたところ

秋山さんが

ここには足りないものがあるね〜

と。

反対側から見るとこんな感じ

なんだろう?
緑ですか?

と応じてみましたが
答えは「水」

確かに、この辺りには
水辺が全くありません。

浜松のバスターミナルそばには
こんな噴水があるけれど

ここは人が通り過ぎていくところ。

さっきの広場は
時にイベントなんかもやっていて
人が滞留するところ。

そういうところにこそ
水場が必要なのかな〜
と思いました。

都市部の住宅には
滅多に水場がないけれど
あるととっても豊かになりますよね。

我が家には睡蓮鉢がいくつかあって
メダカを飼っておりますが

浮いてる草は外来種のホテイアオイで
ちょっと後ろめたい。

買ってきたわけではなく
近所の池から拾ってきた(駆除?)もの。
水を浄化してデカくなる能力がすごいので
20年近く一回も水換えしたことありません。

こんなちょっとの水でも
庭にあったらのぞきこんで
メダカを見つけたりすると
楽しいんだけど

なんでもいいから
あればいいってもんでもないよな〜

どんなことだって
それがあったら必ず良くなる
なんてものはありません
よね。

けれど、今の住宅産業には
記号的に設備や性能を
自慢することが目につきます。

建築家、という言葉さえも
記号のように使われていることもあります。

もちろん
それらがいい結果を生むことも
あるんでしょうけど

どうして、そうしようと
考えたのか

それが本当に
良い結果、望んだ結果に
なったのか

そういうことをもっと
大事にしないと

同じことを
お隣の工務店が始めたら
あっというまに価値が下がってしまう。

セオリー、お手本、型
そういったものはあるけれど

やっぱり自分で考えないとね!

さて、さっきの水場がない広場から
すぐのところはこんな感じ。

ちょっと殺伐としてる、と思いきや

お、水場じゃないけど
オアシスがあるぞ!

もちろん
こちらでワインをガブガブ飲んで
解散しましたとさ。
ま、これも自分で考えた結果です。