ネットの無責任な知識よりもプロの知恵を

梅干しの干し方をネットで調べると、三日三晩干さないと食べられませんか、なんて質問がある。住宅でも、同じような質問やデタラメな答えがたくさんある。


今日も浜松は暑い。

しばらく晴れが続きそうだったので
梅干しを干してます。

梅干しの干し方を
ネットで調べると

まあいろんな話が出てきますが
大体は

三日三晩干す

とあります。

なんとか知恵袋
みたいな質問サイトも
検索に引っかかってくるけど

アホな質問が多い

三日三晩干せませんでした。
食べられますか?

とか

三日三晩干したのに
まだ水っぽいのですが
もう一日干したほうがいいでしょうか?

とか…

食べられますか?
と見ず知らずの人に聞いて

食べられません
と言われれば捨てて

食べられます
と言われれば食べるのかな?

もう一日干したほうがいい
と自分で感じたら
干せばいいよね。

三日三晩というのは
目安
であって

あとはお好みで
勝手に仕上げればいい。
それが手作りの良さなんだから。

特に、昨今のこのクソ暑さ
今日も10時前からこんな様子

気温が高く
湿度はやや低め
日差しがとても強い

これなら
一日で十分渇いちゃうのでは?

むしろ気温が高すぎて
傷んじゃうのでは、という
気もしています。

そういうことを
判断するのも
ある程度の経験が必要です。

知恵は経験者に聞く
という意味で
ネットの知恵系サイトにも
価値がある

と言いたいとこですが

その答えに
な〜んの責任もない人たちが
あったりなかったりする知恵風のものを
ひけらかしているだけなので

その是否を判断できる人なら
そもそも質問しないんじゃない?

という点で
極めてよろしくないと
感じています。

そういうところでは
住宅でもおんなじようなことが
起こります。

〇〇工務店と××ハウスは
どっちがいいですか?

なんて質問があって

それだけでは
答えようがないような
質問に

なんだかもっともらしい
答えが書き込まれていたり

かと思えば別の質問では
Ua値とC値の区別も
ついていないような答えも堂々と掲載中。

じゃあ、自分のサイトで
正しい知識を身につけてもらおう、と

自社サイトで知識をいっぱい
掲載する

ってのは
果たしていいことでしょうか?

単なる「知識」は
嘘もホントも含めて
世の中にいっぱいあるので

工務店が発信すべきは
知識そのものではなくて

その知識を自社の家づくりに
どう活かしているかという知恵

もちろん
いくらアホな法律でも
法律は守らないといけませんが

決められた基準を守っています
基準より上回っています
なんていうお話よりも

こういう事実に対して
こう考えてやっています

という態度こそが
魅力的、です。

知恵を絞って発信していこう!