移動距離は面白い出来事にも比例する

やっぱり電車の旅は
いろんなことがあって
面白いな〜

まさに犬も歩けば棒に当たる

先日書いた
新幹線の中で
クレームをつけた話

クレームを言う側の気持ちよくない心理
クレーマー、というとコミュニケーションが成立しない嫌な相手、というイメージがありますが、コミュニケーションが成立していなかったからこそクレームになる…のかなあ? と、クレームをつけた側から考えた。

(「クレーム」ではなくて「注意」だと
言ってくれた人がいました
そうかもね)

その帰り道での出来事
今度は僕以外の人がクレームをつけていた。

特急電車をホームで待っていると
大量の荷物を置いたおばちゃんがいる。

荷物といっても鞄や
スーツケースなどではなく

いわゆるゴミ袋とかスーパーの袋的な
半透明のビニール袋を10個ぐらい

(なんかスゲ〜と
こっそり写真を撮ったんだけど
流石に載せるのやめときます)

これ全部持って乗るのかな?
と思ったら
おばちゃんは3つの荷物だけを持って
席をに向かう。

あれ? 残りは?

どうも、先に席を取ろうと
荷物置いてさっさと
車内に向かったようで

残りの荷物をとりに
ホームに戻ろうとしたところで
ドアが閉まって電車が出発

おばちゃんはあわてて
すみませーん
でかい声を出す
(車掌がいるわけでもないのに)

そのうち車内改札に来た
車掌に顛末を説明するが
その説明が決定的に要領をえない。

車掌もだいぶかかって
なんとか理解したようで

駅に連絡して
荷物を後続電車で持ってきて
あげようとしている
(やさしいね)

それで、当然おばちゃんに

どちらまで行かれます?

と降りる駅を聞いているのに

おばちゃんは
ひたすらデカい声で

帰るだよ! うちに帰るだよ!
と…

あんたの家がどこか
知らねえよ!

と車掌も思ったでしょうけど
丁寧に対応していました。

いますよね。
自分の状況を相手もわかっていると
思い込んで話す人って。

その後

途中下車して済ませた用事が
思いの外はやく済んだので
帰りの特急券の時間を変更しようと
したところ

みどりの窓口が閉鎖されている…

駅員さんに「券売機で変更できますよね?」
と質問したら

一緒に行列してくれて
前の人たちの操作を手伝いはじめる

次の特急まで
あまり時間がなかったので
間に合わせようとしてくれたのかな
(やさしいね)

何も質問していない他のお客に

クレジットカードを出しておいて

とか

受け取りの暗証番号を思い出しておいて

とか

さらには
ヘッドフォンをしている客に

ヘッドフォンしていると
聞こえませんから外してください

(繰り返すけど、その人
何も質問していないんだけど)

なんだか親切が暴走してきたぞ。

僕の番になった。
僕は、券売機で変更できますか?
と聞いただけなのに

(わからなかったら聞きますね、と
言ったのに一緒に行列してくれた)

操作もしてくれようとする
そして慌てているので
押し間違えてやり直したり
時間帯を間違えたり

結果、間に合ったので
構いませんし
ありがたかったけれど

親切のバランスって
難しいな!
まあ、これはクレームじゃないけどね。

そして帰りの新幹線

2人がけの席の
窓側に座って
横の座席に荷物を置いたら

一緒の駅から乗ってきた
おじさんが
僕の隣の席を指さして

This seat is my reserved.

と英語で話しかけてくる

どう見ても日本人
(ジパング倶楽部の
手帳を持っていた)

なんで英語?
なんでこのガラガラの
電車なのに隣をとるんだよ!

というわけで
鉄道の旅はいろいろあって
面白い。

移動距離が成長に比例する

なんて言葉があるけれど

移動距離は事件事故数にも比例するな〜

ということで
犬も歩けば棒に当たる。

どこに棒があるかわからないから
思わぬことが起こった時に
冷静な判断をする訓練だと思って
これからもあちこち移動することにします。

ということで
オチも役立つ情報も
何にもありませんが

昨日の今日でへこたれている
ということにしておいてください。