出張に出かけたら
できるだけ地域の
光ものを観る(観光)
ようにしています。
出雲〜松江と
移動してきて
出雲では観光時間無し
松江はこの前巡ったので
ちょっと距離があるけど
鳥取砂丘に行ってみようか!
なんて思ったのですが
当日は猛暑の予報で
やめときました。
代わりに、と言っては
なんですが
鳥取県の中央部
倉吉市を訪れました。
倉吉には
白壁土蔵群と呼ばれる
重伝建地区があります。
倉吉は「暮らしよし」
が転じた
なんて話もありますが
ワイン蔵あり
クラフトビールあり
確かに「暮らしよし」な
感じがするなあ(そこ?)
そういった伝統的建築群も
いいのですが
ハコモノもなかなかで
倉吉市役所
有形登録文化財です。
丹下健三さんと
地元の建築家・岸田日出刀さんの
設計により1956年に竣工
今年で68年というから
なかなかの歴史です。
現地に掲示されていた
丹下さんの言葉
日本では、とくに地方にとってはまだ10年の歴史しかない、鉄やコンクリートの建築が、日本に定着してゆかなければならないのではないかと、私には思われるのだが、そこに安住できるような普通の建築などというものが、すでにできあがっているかのように思い込まれているのが、私には不思議でならない。
そうか、当時はまだ
コンクリート建築が
珍しかったんだ…
そして、建築に対する期待や
思い込みみたいなものへの
皮肉(?)
建物は耐震ブレースが
施されていますが
ほぼ往時の姿と言っていいのでは
丘の上にあって
街を見下ろしながら
まあまあ威圧感のある
建物ですが
当時の役所って
そういうもんなんでしょうね。
市役所のすぐ裏には
日建設計の設計による
倉吉博物館
白壁・赤瓦をデザインソースに
した建物です。
中は撮影禁止。
この近辺には
槇文彦さんの遺作になった
鳥取県立美術館もありますが
そちらは建物が竣工しているものの
まだオープンしていない…
また来ようかな。
というわけで
完全な観光ですが
古くから受け継がれてきた
建物や街並みを見ることは
普段の仕事にも欠かせない
と言い聞かせて
各地で観光を続けています。
職人の手仕事を見るのも
大切…
素晴らしいお仕事でした。
ありがとう!