その写真、明るすぎやしませんか

昨日は中秋の名月
我が家の周りは残念ながら
曇り空…

スマホでパチリ
と撮るとこんな感じですが↑

スマホの手持ちでも
明るさを調整すれば
このぐらいの写真は撮れる↓

実際の満月は今日
9月18日ですから
昨日撮りそびれた人も
頑張って挑戦してみよう!

ぼんやり明るい方がいいのか
ディテールが見える方がいいのか
写真も目的によりますね。

月の写真講座を
したいわけではなくて
住宅の話

今回の写真は全部
スマホの手持ちです。

月も住宅も
一眼カメラに三脚の方が
綺麗に撮れるのは
当たり前です。

勝負写真はそうやって
撮るとして

普段から持ち歩いている
ことも少ないでしょうから

スマホだけで
よりマシな写真を撮ろう

というお話です。

よくある
窓が大きく映り込む構図の場合

何もせず普通に写真を撮ると
大体こんな感じになります↑

(障子が剥がれてて
しかもワーロンだけど
突っ込まないでくれ…)

カメラは明るさを
記録する装置です。

画面の中に極端に
明るいところと
暗いところがある場合

どこの明るさを重視するか

一眼カメラの場合は
測光方法が切り替えられるので

画面全体を平均的にとか
中央部分を優先するとか
そんな操作ができるのですが

スマホの標準カメラアプリだと
そこまではできません。

ではどうするか。

iPhoneの場合で説明します。

普通に撮ろうとすると
こんな具合ですが↑

明るさを調整したい場所を
一回タップすると
黄色い四角が出てくる↑

その横のライトのようなスライダーを
上下に動かしてあげると
明るさが変わります↑
(ちょっと明るすぎ)

Androidでも似たような操作です。

ちなみに冒頭の月の大きい方は
思いっきり暗くして撮ってます。

これで、窓の外しか
映ってなかった! とか
窓の外が真っ白になった!
という写真が減る、といいな…

撮影後に補正することも
可能ですが


そこそこ室内を明るく
全体を平準化した例

ちょっとのっぺりした
感じになりますね。

↑ちょっとだけ室内側の
明るさを上げた例

僕はこのぐらいの絵柄が
好みだなあ。

でもスマホはセンサーが小さいので
暗いところにはどうしても
ノイズが乗ってしまいます。

補正には期待しすぎずに
できるだけ撮影時に
「良い光」を捉えてくださいね。

よくある
『〇〇県で家を作る本』的な
ハウス雑誌(?)の作例は

照明を全部つけて
とにかく明るい!
というのが多いけど

家中明るい必要なんかないよな〜

って話を前に書いてました。

そんなに明るくしなくてもいいのでは
部屋を明るく! というのは設計者も施主も取り憑かれたかのようにおっしゃいます。 でもほんとにそうかな? 夜は暗くて当たり前、今日はそんな話です。

住まいもだけど
写真も明るければいいってものではなく
明暗があってこそ美しいんじゃないかな〜

テカテカに明るい住宅写真
ばかりを使っている工務店さんも
ぜひ見直してみてください。