牛に引かれて美術館参り

長野といえば、牛に引かれて善光寺参り。善光寺の隣の美術館にも参ってきました。


昨日、すすきのでビル火災があり
意識不明の方も出ているという
なんとも痛ましい事件

平日の昼間からやっている
ガールズバーが火元らしい…
さすがすすきのというか
なんというか

という僕は長野での
お仕事が終わった後の
平日の昼間に

またまた
地域の光るものを観に行きました。
(って、なんだか不謹慎な導入だな…)

善光寺を見たことがなくても
牛に引かれて善光寺参り
という言葉は聞いたことある

そんな人も多いかもしれません。

長野駅の2つある出口の
一つは東口、もう一つは善光寺口
というぐらい
長野といえば善光寺です。

一昨年のご開帳の時も
観る機会があったのですが
せっかくなので今回は
長野電鉄に乗って行ってみる。

善光寺下で降りる人は
あんまりいなかった。

善光寺下駅の張り紙。
よっぽど酒の暴力が多いのかな…
僕も気をつけよ…

気をつけろよ! と
怒られているような仁王像
阿形が左側にいるという珍しいケース

雨の予報の平日の昼間だけど
まあまあ人がいます。さすが。

僕はサングラスにヒゲという風体なのに
写真撮ってくださ〜いと
スマホを渡されたりする。
もちろん笑顔で応じる。

正面よりも東側が紅葉が綺麗だよ。

と、ここまでは善光寺ですが
実は本番は隣接する長野県立美術館。

ランドスケープ・ミュージアムを
標榜して2021年に新しくなった
本館は宮崎浩さんの設計

善光寺とつながる、というけど
道路挟んでいるしなあ、と思ったら

屋上に出てみるとこんなだった。

この庇は地元の佐久桧で
どっかの建築のように
意匠で貼り付けてあるんじゃなく

屋根のたわみを抑える構造的
役割もあるそうだけど…
大変そうだ。

その先に見える善光寺

こんな位置関係で並んでます。
奥が善光寺、手前左が美術館本館
そして右側が
谷口吉生さん設計の東山魁夷館

どちらかというとこっちが
見たかったのですが

ん?

んん?

水景の水を抜いています。

なにぃ〜!

水面に映る建物が見られないのは
ちょっと残念でしたが
2つの建築を堪能しました。

もし、牛に引かれて善光寺まで行ったら
美術館まで行っといた方がいいですね〜。

帰りは参道を歩いて
長野駅善光寺口に向かうも

町並みはところどころ
面白いことになっていて

町家が間引かれて駐車場になり
接続部のこの豪快な処理

すぐそばにもまた
間引いて駐車場、こちらは植物で処理

なんて具合に
街を歩けばいろんなもんが
目に入ってきますね。

観光地だけつまみ食いするより
こういうところも見ていく方が
地域がよく味わえるってもんです。

街歩き、してますか?