三澤文子さんの講演を聞いた翌日は
参加者の方々と奥浜名湖・気賀の街歩き。
なんだけど生憎の雨
それもまあまあ降ってる…
でもそれもまた佳し、行こ!
気賀駅上屋はこんなふうに
デコレーションされていました。
↓産屋。県の有形民俗文化財。
お産の出血はケガレなので
母屋で産んじゃいかんよってことで
こんな狭くて暗いところで出産って…
↓吉野屋。国の登録有形文化財。
関所に続いた陣屋跡地の料亭・旅館ですが
この日は法事のため見られず。道から覗き見。
そこからほど近くには
気賀四ツ角、という名前の四つ角があり
そこから東に進むと
この日のメインでもある見学先
NPO法人 まる十すきま時間 気賀四ツ角の
子ども食堂に
番匠さんの設計・施工です。
番匠のいつものスタイル
自然乾燥材の手刻み・土壁の建物。
建物の写真は番匠webサイトにて。
こちらは、建材販売を手掛けてきた
渥美専治さんが私財を投じて開いたもので
地域に居場所を作りたい、という思いだけでなく
しっかりした建物を残したい、見てほしい
という思いが強く込められたものです。
左が渥美さん 右は番匠の眞瀬さん
昨日に引きづづき
長く残すべき建物というのがなんなのか
もっと発信していかないといけないな…
良い建築を残していくことが
工務店にとっても財産になるわけで
特に非住宅の場合は
いろんな方が訪れるので
もちろんビジネスチャンスが増える
みたいな面もあるかもしれませんが
純粋に、ああ落ち着くな
こういう建物っていいな
と思ってもらえる場所を
地域に作っていくことが
結果的に地域を良くするんだろうな
それはいつかは自分のところにも
返ってくるかもしれないな…
気が長い話ですけど
建築ってそういうもんだよね、本来は。