小さなトラブルこそ大事にしよう

小さな仕事だとめんどくさいし儲からないし…ってのを繰り返すと、当然ながら大きな仕事が来なくなるよね


洗面所の水栓から
水が垂れるように
なってきまして…

10年ぐらい前に
一度カートリッジを
交換しています。

またカートリッジの不良かな
と様子を見てみたら…

やっぱり壊れていた。

新しいものを
お取り寄せしてみたら
前回の2倍近い値段になっている…

しかも在庫限り
だって。

廃盤になっても
代替品が出てくればいいけど…

新しいものが届いたので
比べてみると
(左が新品)

色が違うのはいいとして
下の方の部品を押さえる部分の
爪がすっかり欠落している?

折れちゃって
中に残されてるのかな?
と思ったけど見当たらない。

そうか〜きっと溶けちゃったんだね
…………
なんてわけなくて

どこかに残置されているのは
間違い無いんだろうけど
水は出てくるのでいいや、と
このまま新品を取り付け。

しかしこれは
施主が勝手にやっているので
いいとして

(水栓カートリッジ交換は
給水設置工事の資格が必要な
作業ではない、と思う)

折れて不明になった部品を
まあいいや
とそのままにしたら
あとで何が起こるかわかりません。

水道のトラブルって
割と深刻な問題を起こすこともあり
とかく感情的になったりしますね。

以前、賃貸の事務所で
水道トラブルが起きたことが
ありましたが

休日で家主・管理会社がつかまらず

修理業者
(冷蔵庫用マグネットとかにあるような)
は家主からの依頼でなければ
やらないと言い張り

(勝手にやったら
お金が回収できるかわからないから)

結局自前で対処することに
なりましたが…

工務店の場合
このような時は設備業者さんに
お願いするケースが多いでしょうけど

中にはお客さんを待たせたくない
安心させてあげたいと
自ら水道局指定工事店に
なっているところもあります。

そんなことまで
やらなきゃいかんのかー
という声も聞こえてきそうですが

水漏れ→迅速修理
しかし幾らかの修繕箇所あり
→じゃあお願いね

という流れもあるわけで

そこまでいかなくても
家の中に入るチャンスができる
それだけで色々な可能性が生まれる。

家で起こったトラブルの
ファーストタッチを
他社に奪われてしまうより
とにかく何でも言ってきてね

という姿勢が

特に新築減のこれからは
大事じゃないでしょうか。

面倒臭いし
小さな仕事だし…
と敬遠していると

あそこはお金になる仕事しか
やってくれないんだ
とお客さんの方から敬遠されて

いつか、その家が知らぬ間に
建て替わっちゃったり
しているかもしれませんよ!