同性でも異性でも、その二人を第三者はなんて呼べばいいんだろう

同性パートナーはもちろんのこと、異性であっても、奥様、ご主人様、なんて呼び方が果たして現代的なのかどうか…と悩んでいるけど、他のいい呼び方を知りません。教えて欲しい〜


今年の漢字はだそうで
え〜、前もってあったよね?

と思ったら
やっぱり過去にも何回もあって

しかしこれまではキンだったのが
今年はカネ? と思ったが
一応は「キン」らしい。

よくわからんけど。

まあ、いつだって大体
みんな気になってんのは
カネのことなんだから

毎年でいいんじゃねえの…

この話題で住宅価格のことでも
書こうかな〜と思ったんですが
他に気になる報道がありまして

同性婚を認めないのが違憲とした
判断で憲法13条違反も含まれたこと

同性婚認めないのは “憲法13条違反”初判断 福岡高裁 | NHK
【NHK】同性どうしの結婚が認められていないのは憲法に違反するとして、福岡県と熊本県に住む3組の同性のカップルが国を訴えた裁判で、…

これまでも同性婚を認めない
ということで

憲法14条、24条2項に違反する
という高裁判決は出ていましたが
今回は13条にも違反する
という高裁判決です。

憲法14条は

すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

ではじまる平等権の規定

24条2項は

配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。

家制度ではなく家族は平等だ
という定義

そして今回認められた13条は

すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

幸福追求権です。

愛するパートナーと
家を作って暮らしたい。

これも立派な幸福追求ですが
今はそれだっておぼつかない。

例えば同性パートナーが
家を建てようと思っても
ペアローンが組めないことが多いし
住宅ローン控除も然り

(これらに対応する
住宅ローンもあります)

家を建てる時には
考えないかもしれませんが
相続だって難しい問題です。

でも一番厄介なのは
作り手側かもしれない
な〜

これまでたくさんの家を
見せてもらってきましたが
同性パートナーの
家というのは本当にごくわずか

そもそも客として来ないのか
来ても頼んでもらえないのか
あっても僕には見せてくれないのか
わかりませんが

注文住宅として
工務店に頼む、というハードルは
高いのかもしれません。

ローンの問題などが
クリアになっていれば
建売だったら買いやすいけど

普段から「奥様」「ご主人様」
などと
そもそも時代錯誤的言葉で
顧客を呼んでいるようだと

同性パートナーの感覚には
合わないかもしれませんね。

そもそも
同性パートナーがお客さんで来たら
なんて呼んだらいいんだろう?

ってだけでなく
異性のパートナーも
どう呼べばいいんだろう?

奥様っていうのは
家の奥にいて出てこない人が語源だし

ご主人なんてのも
家の主、詰まるところ
奥さんが仕えている人

こんな呼び方は現代的では
ないよな〜

という僕も
住まい手さんの取材をする際
「奥様」「ご主人」と
呼んでもいいですか…?
と聞いちゃいますが

(聞かずに男の方を
勝手にご主人に決めつける勇気がありません)

当人同士なら、パートナーとか
妻、夫、という言い方があるけど
他者からそれぞれを呼ぶ呼び方って
難しいんです。

未だにこの答えは出ていませんが

同性パートナーの
それぞれを呼ぶ呼び方と
異性パートナーの場合も
同じでいいんじゃないかな〜

なんてことを思ったり。

いい呼び方をご存知の方は
ぜひ教えていただきたい、です。