『「減築」再建』というニュースが
目に止まりました。
石川の和倉温泉での
旅館の建て替えの話。
団体客から個人客に
客層が変化し
人手不足や建築費高騰で
大きな建物は建てられないし
建てても廻せない
なんてことから
再建する建物の床面積を減らす
ということで
これって「減築」っていうのかな…?
という気もしましたが
大きかったものを
小さく生まれ変わらせる
ということには違いないか。
同じ中日新聞の前の日の報道では
【石川】平屋へ減築 地震に強く
こっちは本物の減築
能登半島地震後、古い家を
平屋に減築して耐震性を高める
需要が高まっているそうです。
持ち家の面積はピークだった
1996年度の141.03平米から
2023年度には113.95平米に
27年で27平米減っています。
これは、東北や北陸といった
元々家がデカい地方でも
新築する家が小さくなり
かつ建つ家も減るという要因が
大きいようですが
それでもやっぱり全国的に
家は小さくなっているのは
みなさんの実感の通りでしょう。
27年で27平米減というペースが
この先も同じように続くかといえば
限度はあるのでしょうけど
この先は一人用・二人用の
住宅需要もあるだろうから
やっぱり小さくなっていくんでしょうね。
石川に限らず
全国には耐震性が低くて
家族の人数が減った家が
ごまんとあります。
僕の実家も妻の実家も
築40年越え
暑くて寒くて地震に弱い
今住んでいる人数は
往年の半分以下で
持て余している部屋だらけ
そんな家は
減築して
使う場所だけを
耐震・断熱強化したら
快適だし
手放す時もデカい家より
売りやすいし
でも減築はちょっと
めんどくさいし
法改正後には減築も
確認申請がいる場合が増えそうだし
何より住まい手が
減築に対するモチベーションを
持ってないからなあ…
社長の家を数十年前に建てて
持て余してる
という工務店も多いことでしょう。
ここは一発
減築モデルハウスにしちゃっては?