相変わらず報道のトップクラスが
コメの価格の話ばかり
5キロ2000円だ!
と勇ましい掛け声ですが
高値を狙って溜め込んでる人たちにとっては
たまったもんじゃないですね。
恒常的に5キロ2000円のコメが
買えるわけではなくて
随意契約した大手小売業にしか行き届かないから
小規模な小売のコメは高いままで
客が寄り付かなくなる…
こんな中途半端な
民業圧迫があっていいのか…?
住宅業界にも
民業圧迫っぽく見えるものが
なくはありません。
公営住宅なんかはその例で
最近だと移住者・移住希望者向けの
公営住宅もあったりします。
ただ、これらの多くは
低所得者向けだとか
移住に際して一定の条件を満たす人むけ
直接的に民業圧迫になるか?
というと
そうでもないんでしょう。
(低所得者向けはそもそも市場がなく
移住者向けは、数が圧倒的に多いと
民業圧迫になるかもな…)
とはいえ
住宅価格は値上がり率こそ
コメほどではありませんが
額で言えばコメどころではありません。
コメ価格は
今まで5kg2000円だったものが
5kg4000円になったとして
年100kgの場合の差額は年間4万円
月あたりなら3000円ちょいの負担増
35年の住宅ローンで月3000円増えたところで
昨今の値上がり分には全く届きやしませんね。
そう考えるとコメ価格は
本当に大騒ぎするようなことなのか…?
もちろん、金銭的に切迫している世帯には
重要な問題でしょうけど
社会的には「売ってない」「買えない」
ことが問題な気がするので
今の市場価格のまま流通を潤沢にして
その上で価格変動は市場に任せる
ってのがいい方法な気がするけどなあ…
(そもそも国の随意契約の価格は
市場価格に準ずるってことになってるはず
この辺が今日どう説明されるのか?)
ではここに
突然国民的人気の高い(?)国交大臣が登場したとして
来月上旬から
建売住宅を2000万円で
売れるように供給します!
建築工事費も国が負担します!
とか言い出したら、どうよ?
それも
年間500戸以上の事業者に
限定して供給します!
とか言い出したら。
(という絵にならなかった…)
ちょっとオーバーだけど
コメ流通ではそんなことが
起こっているような気がする…
国もここ20年ほどで
個人住宅の補助金をばら撒くように
なってきたけど
名目はあくまで省エネ・脱炭素など
(花粉症対策とか)理由がついているので
価格高騰を要因にはしていません。
現実的には
建設業が潤うと周辺産業も潤うだろう
ということで
建設業の仕事を増やすために補助が行われている
という面も大きいわけですが
ここに今回のコメ問題のような
民業圧迫が起きたら…
怖いですね。
まあ、コメ5kg2000円は
見せコメみたいな感じで
そこまで影響はないかもしれませんし
住宅で同じようなことをする
原資がそもそもありませんから
これは絵空物語ではありますが
昨今の政治の劣化具合から
何が飛び出してくるかわかんないので
気をつけて監視しましょうね!