災害に際してのメッセージに姿勢が見える

カムチャツカ半島沖地震で広域に津波警報・注意報。災害に対する大きな要因の一つに「立地」がありますね。高リスク土地に建てたいという人が来たらどうするか?


昨日はカムチャツカ半島沖地震
に伴う津波の情報が一日中流れてきて

僕んちは海から遠いからな〜と
楽観を決め込んでましたが

海のそばで働く友人が避難して
なかなか帰れなかったり
一夜明けた今も津波注意報は出たままだし
ロシアでは5mもの津波があったというし

平穏じゃないな〜

国内では、奇しくも浜松が持っていた
国内最高気温(のタイ記録)が
丹波に破られるという日にもなり

津波避難者の暑さ対策という
今まであまり話題にならなかったことも
結構報道されていました。

津波、暑さ、そして台風も近づいていたし
複合災害的な様相ですね。

こういう時、やっぱり住宅は
安心できる場所であるべきですし
家づくりをしている皆様は
何よりも安心して住める家を
作っていることと信じていますが

やっぱり決定的なのは場所

度々書いてますが
家が壊れなくても地面が大きく隆起すれば
住み続けることが難しくなるし
津波は言わずもがな
(耐水住宅なんてのもあるけど)

仕事柄、どうしても海のそばに
住まないと、という人もいますけど

そういう人とは別に
水害のあったところの土地が安いからと
そこに家を建てる人もいたりして…

小さな工務店の場合、宅建業を持たずに
土地はお客さんが持ってくるもの
という前提も多いでしょうけれど

そういうリスクの大きい土地に
建てて欲しいと言われた時にどうするか?

そこに建てるのはやめた方がいい
とはっきり言えるのもプロの矜持です。

↓これぐらいわかりやすけりゃ誰でもNoだけど
潜在的なリスクを見極めないと…

です、が…
目の前にお客さんがいたら
飛び付いちゃうかなあ、やっぱり…

なんとかしましょう、って
言っちゃうかなあ…

(果たしてそれは商魂逞しいということか
お客さんを助けることになるのか)

こういうところのスタンスを
普段から伝えていくのも
その工務店の考え方を表す方法ですね。

ぜひ、正直なところを訴えていただきたい。