モノではなく価値の対価をいただく

付加価値を付けない転売が非難されるのを裏返せば、付加価値にはお金を払っても良い、ってことだよね?


マクドナルドのセットについている
ポケモンカードの転売で
マクドナルドが対策を発表→炎上
なんてのが報道されていました。

転売ヤーってどうしてこう
嫌われるんでしょうね。

欲しい人が正当な値段で手に入れられないから?
付加価値をつけていないのに利益を上げるから?

住宅もこのところの高騰で
欲しい人が正当な値段で手に入れられなくなっている
そんな気もしなくもないですが
(でも、今の価格が、今の正当な価格なんだよな)

土地なんかは
仕入れて売るだけで
なんの付加価値もない場合もある
(市場に出す、というだけで
見つけやすくなるという価値があるんだろうけど)

値段の方はともかく
付加価値
ってなんなんでしょうね?

宅地でないところを造成して宅地にすれば
それはそれで付加価値なんだろうけど

他社と比較して
という点で考えると

一体どこからどこまでが
自社なりの付加価値なのか?

小屋

例えば、この小屋に価値がある!
というアピールをしなければいけないとしたら
どんなことが考えられますか?

値段が安い
工期が早い

なんてのは一見付加価値っぽいですが
それは価値ではなくて
価格の置き換えでしかない

じゃあ、断熱性能が高い?

断熱は付加価値になり得ますが
お客さんから見て伝わっているかどうか。

この小屋の場合はやっぱり
使い方をちゃんと見せていく
というのが付加価値になるんじゃないかなあ?

「うちのやってることは全部付加価値だ!」
と思っていても、
それがお客さんに届いていなければ
ただの高いだけになってしまう。

だからこそ、工務店に必要なのは
技術や材料だけじゃなく
付加価値を可視化して伝える力なんでしょうね。

そして僕の仕事の大部分は
そこにあるんじゃないかな〜
(ってのはこのブログからは
読み取れないかもしれませんが)

同じ土地・同じ家が二つとないのと同様
同じ工務店は存在しません。
(似た工務店はあるけど)

A社が言っている強みより
自社の方が優れていることがあっても
それが自社の強みとしてアピールしづらい

そんなこともあるわけです。

すごくざっくりいうと

技術
デザイン
プロセス
アフター
関係性

あたりが付加価値のつけどころ

僕が主にお手伝いできるのは
この中の主に「関係性」のあたりかな?

もちろん、全部が突出していたら
一番いいのかもしれないけど
そう易々とはいかないので

弱いところを補っていくのか
強いところを伸ばしていくのか

まあ、なんか教科書通りみたいな
話になっちゃったけど
こういうことも漫然とやってると
なんともならなかったりするわけなので

自分のところの付加価値
(お金がもらえるところ)を
もっともっと考えてみよう!