昨日はまた暑さがぶり返してきて
我が家もまあまあ暑かった…
浜松の船明(旧天竜市)では36.1℃
旧浜松市の方でも35.7℃という気温
暑さ寒さも彼岸まで
なんて言葉があるけど
もう秋の彼岸は迫っているから
この言葉はもう過去のものかな…
人間が感じる暑さの種類は
たくさんあって
気温だけが暑さの指標ではない、と
これまでも何度も書いてきましたが
機械にとっては気温がかなり重要な指標
今年の暑さで我が家のネット機器類
(Wi-FiルーターとかNASとか)も
ギブアップ気味です。
棚の奥の方に押し込めてあり
自然な通気があまりできません。
そんなところに置くのが悪いんだけど
他に置く場所なくて…
これまでは問題なかったんですが
今年に入って時々エラーが出ていたりして
もしかして暑さのせいかな、と
こもった熱は排熱しよう
ということで、小さなファンを買ってきて
配置してみましたところ
(USB駆動 75mmx30mmのシロッコファン)
36℃前後だった機器設置場所が
30℃ぐらいに低下しました。
エラーも出なくなったようです。
(オレンジ色が温度
設置後一度ファンを止めたので一時的に上がってます)
小さなファンで室温が6℃も下がる!
とかいうインチキ商品を売りたい
わけではありません。
(余談ですが結構ありますね、そういう商品)
この場所は容積自体は小さいので
排熱さえできれば室温に近い温度に
下がっていくわけです。
ちょっとわかりにくいですが設置状況。
この場合、暖かい空気を排気したいので
ファンの吸気口が上を向いていても
まあいいかと思いますが
仮に冷たい空気を動かしたい
という場合だと、これではあんまり
効果が得られませんね。
今回のケースは
狭い場所にこもった熱の話ですが
住宅のプランでも似たようなことが
あるかもしれません。
断熱性能と照らせばエアコンの能力は
適切なものが選びやすくなりましたが
エアコンで冷やした空気が室内に
きちんと回るかは別問題です。
エアコンの能力は足りていて
断熱性能が高いはずが温度ムラが出る
という場合は
(夏の場合は)
日射遮蔽不足や実は屋根断熱が足りてない
という要素もありますが
プランの問題だったり
暮らし方の問題だったりで
単純に空気の流れが阻害されている
ということも結構あるようです。
まるっきり空気が動かない
というのは論外ですが
ちょっとぐらいだったら
住まい手がサーキュレーターとかで
撹拌するんでもいいかなあ…
温度ムラのない家を作ろう!
というのが正解かもしれないけど
ちょっとは住まい手の能動的行為を
引き出してあげるのもいいかな?
なんてことを、いつも考えてます。
(床下とか、人がいない場所については
住まい手の行為なく
動かしてあげないといけないけど)
暑さ寒さも彼岸まで、の言葉と同じく
こういうことは時代遅れなのかもしれませんが
何もしなくても快適、ということが
何もできない人を産む、ということのないように
やっぱりちょっと人間に期待したいのです。