言いたいことを言うのは簡単 知りたいことを言えるか?

自社の主張は言いたいことであって、お客さんの知りたいことと違うかもしれない


昨日は自民党総裁選の告示
合同記者会見やら討論会やらで
メディアジャック

投票権もないのに
ついつい見てしまいました。

どうも前回参院選の結果から
外国人排斥がウケるらしいと
みんなが急にその問題を言い出したりして

もう、皆さんから
「とにかく総理大臣になりたいんです」
という意欲が伝わってきて
きっとあるだろう来年の総裁選も楽しみです!

あくまで政党の代表を選ぶので
党員や所属議員へのアピールで
いいんでしょうけど

でもやっぱり、国の舵取りを
するかもしれないわけなので
国民にとっての未来像を
見せてほしいですよね。

経験豊富をアピールするとか
世代交代をアピールするとか

ここら辺は
なんとなく共感できる人も
多いかもしれません。

でも、求めているのは経験でも若さでもなく
何を考えてどこを目指すのか
という内容なんだと思うのですが…

話す側が言いたいことと
聞く側が聞きたいことは
必ずしも一致しません。

具体策を聞きたがる人と
抽象的に語りたい人

写真をみたい人と
文字を読ませたい人

家づくりに関してのメッセージでも
強くあてはまるように感じます。

お客さんが知りたいことってなんでしょうか?

webやSNS、その他広告などのメッセージは
自分のところで建ててほしいという欲求
違う形で発信しているわけですが

やっぱり言いたいことと聞きたいことの
ズレがどうしても出てしまう。

なぜか?

まだ見ぬ見込み客
もっと言うとどこの誰だかわからない人に
届くようにとアレコレ広げすぎちゃうと
誰にも届かなくなる

政治の場合は
イデオロギーが違う国民の面倒も
見なければいけませんけど

工務店の場合は
合わない人の仕事はしなくていいので

メッセージは
「合う・合わない」のふるいわけで
いいわけです。

スペック競争に乗りたければ
スペックをどんどん言えばいい

ただスペック自慢は増えたので
その中で勝ち抜けるかどうかは
やっぱり別の要素が関わってきます。

その別の要素が
言いたいこと
なのか
聞きたいこと
なのか

それが一致してるといいんですけどね。

自社の一番強いメッセージが
お客さんの関心領域内にあるのかどうか

総裁選の討論を見ながら
一度振り返ってみてはいかがでしょう。