日曜恒例メシサケの話。
昨日は、銀座で「秋山東一を思い出す会」が盛会のうちに幕を閉じました。
僕も準備の末席で言いたいことを言ってきまして、まあ、多くの方に楽しく思い出していただいたのではないかと思います。とか言いいながら、僕はちょっと、涙ぐんでいたりしまいたけど…楽しかったです。
この話は改めて、本当に、本当に、色々と思うところありましたので、何回かにわたって当ブログでも記していけたら、と思っています。
さて、僕は昨日、パネルディスカッションの進行という大役を仰せつかりながら、まあまあ酒飲んでました。
というか、登壇時もワイン持ってました。このことも改めて言い訳というか説明をしたいと思いますけれど、まあ、そんなこんなで、長い前振りでしたけど、今日はワインの話。
この春からアニメ『神の雫』がスタートしました。
知っている人は知っていると思いますが、荒唐無稽なワイン漫画が原作です。
原作は完結編まで含めて全部読んだけど、楽しみだなあ〜
でも、僕はワインについてあれこれ語れるほどに知りません。
飲むワインの9割はサイゼリヤだし。
多分、秋山さんとサイゼリヤにご一緒した回数では僕が日本一だと思います。
(ご本人は名誉なことだと思っていないでしょうけど、僕は名誉に感じています)

この写真は今月のものなので、秋山さんとの写真ではないのですが、この店には何度となくご一緒しました。

さて、そんな僕ですが、でも、ワイン好きです。
『神の雫』にも度々登場する「テロワール」という言葉も好きです。
テロワールを正確に訳すのは難しいですが、「土地」を意味するフランス語terreから生まれた言葉で、ワインでいうなら、狭義では「畑、土などの環境」ということでしょうか。

ワイン作りには、天候(天)、テロワール(地)、そして醸造家(人)が欠かせず、そのどれかが悪ければ、バランスの悪い、というか美味しくないワインが生まれてしまうわけです。
まるで建築のようだ。
天、は、お天気なので、そのまんまでいいのかな。
温暖な土地で〜とかいう漠然とした話というより、今年はやけに暑かった、みたいなのを含めた方がいいかもしれない。
人、もわかりやすい。
作り手たるみなさん、そして注文住宅の場合は住まい手。
地、は、どうでしょう?
単純に考えれば、敷地、なんでしょうね。
方位、隣家との距離、風の抜け方、地盤の固さ。
でも、それだけじゃないかもしれない。
その敷地がある「場所の記憶」みたいなものも、テロワールに含まれる気がします。
その地域で取れる材料なんかもそうかも。
海沿いなのか、山の麓なのか、盆地なのか。
浜松なら冬の強風は所与の条件だし、雪国なら積雪は当然の前提です。
そういう、その土地に住むことの「条件」全体を、テロワール、「地」と呼んでもいいんじゃないかな〜と。
あれ、天と地の区別が難しいなあ。
ワインでいうと、近年の温暖化で「天」の影響が強くなりすぎて、かつての銘醸地が個性を失いつつある、なんて話もあるらしい。
「天」が強すぎると、「地」が上書きされてしまう。
建築でいうなら…今や、「天」は、天候じゃなくて、補助金や建築行政を握っている「お上」のことかもしれないなあ。
「天」に従うと補助金が出る。天に従わない伝統的工法はどんどん建てづらくなる。
同じような家を量産するのがよし、となると、「地」が持つ意味が小さくなる。
その時「人」は、どうなんでしょうね。
テロワールを大切にできる工務店を、応援したいな。
昨日来ていた人たちは、そういう人、多かったように思います。だから僕も居心地が良かったです。
泣けてきちゃった…
