「梅酒です」「木の家です」。嘘じゃないけど

梅酒を買って飲んでいた。表示に嘘はない。でも、なんか釈然としない。「木の家」に木が見えないときの、あの感じと似てる気がした。


日曜恒例メシの話

那智勝浦は実は日帰りで…
本当は一泊して、みなさんとゆっくり歓談したかったんですが、泊まると翌日の予定に間に合わない、ということで泣く泣く帰路に着きます。帰りは5時間半の電車旅。

その腹いせに、電車で飲食をして行こう。しかし駅に売店はありません。

街はこんな感じでシャッターがだいぶ降りていて…マグロうどんのビジュアル…気になるなあ…

なんとか、土産物売り場にて調達できました。

空いてるのをいいことに広げたい放題です。
いい気分で生マグロを食べて、ビール、日本酒と歩みを進めます。さて、梅酒で締めるかな〜。

そこで事件は起こりました。

ふと見た原材料。
なんじゃこりゃ〜!

南高梅、砂糖、醸造アルコール。
つまり、酒に相当するのは「醸造アルコール」だけです。

いやまあ、梅酒ってそういうもんかもしれませんが。大手酒造会社の梅酒にも多いです。
梅酒を自分で作りたい、と思って検索してみると、作り方として出てくる材料は「ホワイトリカー」。
ホワイトリカーって、要するに醸造アルコールです。甲類焼酎、とかもこの仲間です。

僕だってホッピーを割ったりするし、決して醸造アルコールを飲まない、というわけじゃありません。
醸造アルコールといってもいろんな作り方があります。
中には、お酒を醸造する過程で出る酒粕から作った醸造アルコールもあります。


(ということを説明する名目で、酒買ってきた)

決して醸造アルコールがみんな悪い、ってことではない。

じゃあ問題はどこにあるんでしょう?

原材料は表示されていて、メーカーに落ち度はありません。
(むしろ、業界自主基準では「梅、糖類及び酒類のみを原料とし、酸味料、着色料、香料を使用していない梅酒に「本格梅酒」と表示することができます」とのことで、これ本格的なんだよ)
さらに梅酒の名誉のために言えば、梅の香りを際立たせるために、癖のないホワイトリカーが適してる…かもしれない。

と言うわけで、僕が勝手に期待して、勝手に文句言ってるだけです。

でも、こういうこと、たくさんありますよね。

「木の家」とうたっているのに、室内にはさっぱり木が見当たらない、とか。
構造には木が使われているはずだから、確かに木の家です。だが期待するそれではない。勝手な期待?

別に嘘はないから、工務店の責任というわけでもない。
でも、「木の家です」と言われて建てたなら、日常の中で木に触れられる家を想像しますよね。

共通するのは、「工業化」です。
工業的に作ったアルコールで量産される「梅酒」と、工業製品で覆い隠されて木が見えない「木の家」。

そのほうがコーリツいいからでしょ? 安くできるからでしょ? はいはい、知ってますよ。知ってるけどさ。