ブログのアクセス数だけ集めてもしょうがない、かも

アクセス回数だけ見ていても、サイトの実態はわからない。回数は来た証拠、時間は読んだ証拠。


昨日、5月のアクセスランキングを書きました。

でも、あれは「表示回数」の話です。

もちろん、webサイトのページがどのぐらい表示されたか、ってのは大事な指標ではありますが、それだけで、自社のビジネスに寄与しそうかどうかは判断できません。

Googleアナリティクスなどを眺めている人は知っているかと思いますけど、大事な指標があります。

それは「平均エンゲージメント時間」
要するに、一人あたりどのくらいその記事を読んでいたか、という時間です。

表示回数が多い記事と、長い時間読まれた記事は、必ずしも同じではありません。

昨日のランキング上位で言えば、「覚悟はいいか」はアクセス回数では上位に来ますが、平均滞在時間は26秒です。「ラーメン」も21秒。どちらもタイトルで検索に引っかかって来た人が、「あ、違う」とすぐ帰っていくわけですね、多分。
(あるいは内容が薄くて、20秒で十分読めるのか)

一方、「和國商店」は1分50秒。きちんと最後まで読んでもらえている感じがします。

1分50秒、と聞くと「短か!」と思うかもしれません。

ブログを書いている人に、どのぐらいの時間「読まれてる」と思いますか? と尋ねると、「10分くらい?」と答える方が多いです。

時間をかけて書いたから、そんなにサクっと読まれたのでは切ない、という思いからかもしれませんが、でも自分の行動に落とし込んでみたらわかるけど、他人のブログ、10分も読まないでしょ。

大抵の場合は、時間をかけて書いたものが1分2分しか読まれない。もっと短い場合もある。
(読者が調べごとをしていて、その情報がたっぷり載っている場合なんかは、長くなるかもしれません)

回数は「来た証拠」で、時間は「読んだ証拠」。

どちらが大事か、という話ではなくて、見ている指標によって「このブログは読まれているか」の答えが変わる、ということです。

あ、どちらが大事じゃない、とか書いたのに、時間が大事っぽい絵だな…


昔からよく見かけるのが、「アクセス解析」とかいって、ページが表示された回数(ページビュー)や、ユーザー数だけを気にしているケースです。

まあ、わかりやすいですからね、この辺の数は。

ただ、web制作会社とかが、レポート、などと題して、数だけを報告しているのを見ると、ちょっとな〜、と思います。

「表示回数が先月比〇〇%アップ」「SEO効果が出ています」みたいなヤツ。

回数が増えても、ほんの数秒だけ表示のかもしれない。
逆に回数が少なくても、来た人がじっくり読んでいるなら、それはそれで悪くない状態です。

数だけでなく、価値ある行動をしてくれた、という「エンゲージメント率」という数字で報告されることもありますけど、このエンゲージメント率は
「10秒以上いた」「2ページ以上見た」などの条件から出す数字なので、2ページ合計10秒みた、でも成立してしまいます。それってちゃんと読んでるとは言えないよなあ…

というわけで、レポートを読むときに、そこら辺の数字で一喜一憂してる人は、要注意です。

「何人来たか」と「どのくらい読まれたか」の両方を見ないと、サイトの実態はよくわからない。(というめんどくさいことを言うのが僕の仕事でもあります)