松本弾丸建築紀行

松本で、古い建築やら新しい建築やらをみてきました。どれも、いい人の居場所としてあろう、という気持ちのよさ。


長野市からの帰り道。少しだけ時間があったので、観光していこっと。

長野駅在来線コンコースにて。
(指名手配が解除されたのかと思ったけど、どうも、一時的に椅子が動かしてあるだけみたい。こういうの気になるんです)

いつもは特急なんだけど、この日は鈍行電車でトコトコと…
日本三大車窓の一つ、姨捨も、ちょっとだけゆっくりみられます(姨捨駅でスイッチバックするのね)。

向かう先は

松本駅。木彫りの看板がありました。

松本といえば国宝・松本城…とお思いでしょうけど、行ったことあるし、時間の都合で、この日は外観だけ。

お目当ての一つは、こちらも国宝、旧開智学校校舎。
明治9年築、国宝指定は令和元年という、新しめの国宝です。

擬洋風って好物なんだよな〜

唐破風に天使の彫刻、その下のバルコニーには瑞雲の彫刻。和と洋をぜんぶ乗せ、みたいな建築です。
今これをやったら、え? ってなるはず。でも当時はこれが最先端の「ハイカラ」で、ちゃんと受け入れられていたわけです。

今かっこいいと思われているものは、どうなるのかな〜、
なんて、最近の外観の流行りを思い浮かべながら、ちょっと背筋が寒くなったり。

建物を見に行きましたけど、先生と生徒の関係、当時の教育のことなど、学校としての展示も充実しています。

教科書は手にとって読むことができました。歴史とか国語は、今は無理かな、という内容だけど、、算数は普通に行けそうな感じ。教育って、事実を伝える、というだけじゃない難しさがあるんだなあ、と今更思ったり。

明治天皇が訪れた際、教室を一つ休憩部屋に転用したそうです。
その後は、掃除とか特別な用事でないと入れない部屋になったとか。
明治天皇が来た、ということも、解体されずに国宝に至った一因のようです。

講堂。ここでお話を聞くの、いいですね〜。天井は紙を複数貼り重ねた紙天井だって。


と、国宝2題の次は、伊東豊雄さん設計の建築2題。

信毎メディアガーデンは、信濃毎日新聞社の社屋兼、ショップとコミュニティスペース。
伊東さんは「せんだいメディアテーク」とか「ぎふメディアコスモス」とか、メディアモノが得意…?

ルーバーが、うまいこと日差しや目線を遮りながら、なんとなく内外の様子が伝わる感じ。

テラスにて。
外から見るとここの様子はほとんどわかりませんが、中からはいい感じに外を感じられます。

日射遮蔽のないところは、もうしんどい季節かな〜。
このうしろ側には日陰のテラスがあって、昼間っからワインとか飲んでる人が結構いました。いいなあ昼間から。

さてもう一件は、まつもと市民芸術館。

入るとすぐ、ホールへ続く階段です。壁に埋め込まれたガラス片から灯りがランダムに差し込んでくるので、てっきり照明が仕込んであるのかと思ったら…

外の木が揺れるたびに、自然光がバラバラと表情を変えて入ってきているのでした。ここ、夜に外から見たら面白いだろうなあ。

屋上には芝生広場があります。

中にも自由に使えるスペースがあって、学生さんが勉強してたりしました。
こういうところが近くにあったらいいよなあ。


松本城には寄らなかったので、帰りのお供をしてもらいました。

擬洋風がどうの、流行りがどうの、なんて道中ぼんやり考えてましたけど、まあ、別にいつも仕事のことやブログのことばかり考えているわけでもありません。

観光よ、観光。
でも結局、仕事のヒントになっちゃうんだよな〜。

今回は、短い時間で3件まわったので、あまりゆっくりみられませんでしたけど、少しでもチャンスがあれば、途中下車の旅もオススメです。
(で、この帰り道に、新幹線事故に巻き込まれたのでした。だったら、もっとゆっくりしてもよかったな〜)