趣味は家電レンタルです、というとギョッとされる佐塚です。
我が家の家電はそんなに多い方ではないと思います。
一般的な家庭にありそうなテレビもないし、だからブルーレイレコーダーなんかもないし、ロボット掃除機は猫の吐瀉物と相性が悪いので手放しました。お米は土鍋で炊いているので炊飯器もありません。
だけど、というより、だからかな、最近、家電レンタルを楽しんでいます。
ロボット掃除機なんかは好奇心で結構前に買ったんだけど、猫があちこちに粗相をするものだから、それを床全面に伸ばす役割の機械になってしまうなあ、ということで使うケースが減ってしまって手放しました。こういうことは、もちろん購入前に想像すればわかることかもしれないけど、買ってみて初めて気が付く欠点なんかもあるかと思います。
誰だって買い物は失敗したくないから、借りて試せるならそれに越したことはない、というのが、最初に家電をレンタルしてみた動機だったのですが、最近は、買う気があるわけではないけどどんなものか使ってみたい、という好奇心方面にだいぶ振れています。
初めて家電レンタルをしたのは、アラジンのグラファイトースター。普段使っているオーブンレンジだとパンを焼くのに時間がかかるから、ということで試しました。速く焼けるし、シンプルな機能で、もしトースターを買うならこれがいいな、と思ったけれど、そもそもあんまりパン焼かないからな、ということで、レンタルの動機を間違えました。
その後もあちこちでいろんなものをレンタルしてみたけど、結局買ったものは、まだ今のところ一つもありません。
現在は、電気圧力鍋を借りています。借りたのはアリススタイルのやっているアリスプライムというサービス。レンタルのサブスクリプションです。月々2980円で、ラインナップからどれか一点を借り放題。他のサービスではこの値段で借りられないようなものもあるし、期間中には何回も借り換えができるので、趣味は家電レンタル、という僕にはうってつけのサービスです。
借りた電気圧力鍋、Re・De Potは、ご飯が美味しく炊けると評判のアイテム。確かにまあまあ美味しいし、スピードも謳い文句通り。ただ、僕は前述のように土鍋でご飯を炊いているので、それに比べてとても美味しい、ということは残念ながらありません。どちらかというと、浸水時間なしで25分でお米が炊ける、というスピードに魅力を感じました。まあ、便利とかスピードとかって、最初はいいなと思うけど、ちゃんと準備しておけばあまり必要ないこともあるので、これもやっぱり、レンタルの動機を間違えたかもな…というのが正直なところ。
けれど、こんな風に色々試してみられるところが、レンタルの、特にサブスクリプションのいいところだと思います。サブスクはこれで事業が成り立つのかな、なんていう気もするんだけど、レンタル自体はメーカーにとってもむしろ拡販になるようで、一か八かでものを買うよりずっといいんでしょうね。
一昨日のブログで触れた、住宅購入にあたって「パーフェクトなもので覚悟が必要」という指摘が思い出されました。家を試してから手にいれる、ということは家電に比べて圧倒的にハードルが高い。けれど、そこに応えていけるような取り組みが、この先必要になるに違いありません。