よい「風」を吹かせたい

この春のビールの新製品がことごとく「風」だった。風という言葉の幅の広さ、好きだなあ〜


この春のビールの新製品
キリンの「晴れ風」と
サントリーの「そよ風エール」

普段、家でビールを飲まない僕ですが
ブログのためと理由をつけて
買ってまいりました
(ブログさまさまでございます)

この際、ビールについてあれこれ
書きたいところですが
今日は別のお話

はからずも、どちらの新製品にも
ついている「風」

「風まかせ」という言葉があるように
という言葉には
どこか自分ではどうにもできない
そんな雰囲気があります。

衆議院が解散する時にも
「解散風が吹いた」なんていったりして

法律に基づいて解散するだけなので
どんな風なのかわかりませんが

そんな風に、他人のせいにする
アバウトな
ありますし

〇〇風なんてのは
建築でもよくありますね。

この場合の風は
本来のものではなくて
なんとなくそれっぽい

要はなんちゃって
という意味なので

ここまで見るとって
ちょっとどうなのかな〜と
思わなくもないですが

がつく言葉は
素敵なものも多いです。

風土、風景といった言葉は
僕も多用するし

風流、風格なんて言葉には
あこがれる

風習、風情、果ては風水とか
風味も忘れちゃいけないし

風物(詩がつくことが多い)
なんてのもあります。

この場合の
定量的に表せないけれど
そこに確かにあるもの

ビジネスで
そんな不確かなものを追いかけたら
いけないのかもしれませんが

住宅、というか、人の住まいには
欠かせないものばかり
です。

風土も風景も風格も
一瞬にしてできるものではなく

歴史やら知恵やらが
関わってくるものですが

古くさかったら備わる
というものでもなくて

そのとき、その場所において
合理的にふるまわれてきた結果が
今、風景とか風情とかとして
残ってるんじゃないかな?

だからと言って
合理的に住まいを作ったら
風景ができて風格がついて
風流になるか? というと

必ずしもそんなことはない

むずかしいね!

意識して備わるものでも
ないのかもしれないけど

この手の、素敵な方の
似合う仕事をしたいなあ…

と、今日は珍しく
おセンチ(単位ではないよ)な
ワタクシでした。

真似してもいいよ。