クラフトビールのような家

ビールを取り巻く状況は、住宅とはちょっと違いますけれど、大手メーカーと地場のクラフトビール的な存在は何らかのアナロジーになるかしら


日本のビールのシェアって
やっぱりアサヒが多いですよね。

最近飲みに行ったお店も
ことごとくアサヒビールを出していました。

アサヒのサイバー攻撃の影響って
どうなのかな? と
お店の人にと聞いてみたところ

「ビールは今のところ大丈夫だけど
サワーとかがちょっとヤバいです」
とのこと

まだまだ影響が続いているんですね。

たまたま先週
サイバー攻撃前に出荷された
限定のペローニが買えたけど…
来月予定されてた次の出荷はないのかな…

昨日、キリンビールがお歳暮商品を全て停止
という報道がありました。
サッポロ、サントリーもギフトを一部停止しています。

各社ともアサヒの代替需要で大変なので
ギフトどころじゃない
ってことなんでしょうか。

ビール類はほぼ大手4者の寡占状態ですので
こういうことになりますが
住宅の場合は様子が違いますね。

住宅市場は
全国の売り上げ規模で見ると
ハウスメーカーが圧倒していますが
地域別で見てみると大手10社でも
シェア3割程度と言われています。

ビールで言ったら7割ぐらいが
クラフトビールってことかな?

(和歌山でいただいたクラフトビール
パンダがいなくなったってパンダだ!)

クラフトビールもかつては
似たようなものばかりでしたが
今はずいぶんいろいろな種類が
出てきましたよね。

一方で地場の工務店が
クラフトビールのような個性を
ちゃんと出せているでしょうか?

クラフトビールだと思ったら
大手ビールの劣化コピーだったら
つまんないですよね。

クラフトビールを飲み慣れない人が
まだまだ多いように

設備や建材で売るのではなく
ちゃんと地域にあった設計をして作る家
という存在を理解できない人も
お客さんにも作り手にもまだまだ多い

そんな風に感じます。

クラフトビールのような
個性を出すことももちろんですが

そういう存在を知ってもらうこと
その価値を理解してもらうこと

これにみんな苦労しています。

そのヒントを得るために
クラフトビールを飲んだら
何かわかるかな、と飲み歩いています。

(うーん、コクもないのにキレもないオチだな…)