改行もメッセージ、かな?

続けてきた型を破ってみた。守破離の破、ってところかな…というほどのことではないかもしれませんが。


実は昨日のブログから、ちょっと書き方を変えています。
もしかしたら気づいた人もいるかな〜?

アメブロ的な書き方をやめました。

アメブロでは改行至上主義というか、改行しないと死ぬ病の人が多く、文章の途中でモリモリ改行しているブログがたくさんあります。

文字がセンター寄せだったりします。改行も、一行や二行じゃなくて数行にわたる場合もあります。

こんな感じ↓


こんにちは

 

コタツ記事専門家😆の佐塚です

 

一泊二日の出張を

 

なんと!

一週間かけてブログに書きました😄

引っ張りすぎ〜


こういう方が見やすい人もいるんだと思いますが、流石に僕もそこまではできずに、従来はこのぐらいにしていました↓


こんにちは

コタツ記事専門家の佐塚です。
一泊二日の出張を

なんと!
一週間かけてブログに書きました

引っ張りすぎ〜


途中に改行は入れるけど1行まで。
絵文字はなし。
文字装飾は大きい、小さいが一段階ずつ。
色は黒と赤だけ。

まあ、このぐらいの方が、文章がワーっと襲いかかってこないので読みやすい、という人がいるのは確かです。
ただ、僕は文章で襲いかかりたい気持ちも強いです。

書籍での場合はほとんど、文の途中で改行は入りませんね。
やたら改行が入っていたり、文字装飾が多いものってのは一部の自己啓発ものやラノベなどかな?

別に自己啓発やラノベが悪いとは言いませんが(って書いたら悪いと思ってると思われるよね)、それぞれのメディアや読者層にあった表現がある、ということで、僕はこの表現にして、それにあった人を読者にしたい、と思ったまでです。

もっとも、別に作家さんではないので、文章そのものは本当はどうでもいいのかもしれません。
書いてあることが伝わることが大事なので…

とはいえ、書籍ならいざ知らず、パンフレットなんかのコピーでは、任意の位置で改行を入れたりすることはあります。
ああいうのは、文章でありながら意匠でもあることと、webサイトと違って文字の大きさも位置も環境によって変わることはありませんので、そういう場合の変なところの改行はアリだろうなあ。

文章、という評価ではなく、意匠(というか読んでもらうための仕掛け)という点では、アメブロ構文にも良さはあるのでしょう。
2年以上、それで書いていたので僕もそれなりに慣れていたし、読者さんもそれに慣れていたかもしれないし。

しかし、抗いたい気持ちがあるのです。
まあ、僕の気持ちなんかどうでもいいですが、抗わないと伝わらないかな〜ということが、昨今増えてきているような。

人は長文を読む能力が衰えてきている、と言われて久しいです。
僕もこれまで、クライアント向けの広告文などは、短くすることを心がけてきました。

広告はある意味、誤解してもらうとか、錯覚してもらうという機能もあるからです。
ただ、そのことでミスマッチが増えるというか、中身を全然理解していない人がやってくる、ということも起こりえます。

一瞬で「気持ちよさ」を判断してもらう、ということへの疑問がこのところ強くなり、まずは隗より始めよ、ということで、自分のブログを「楽チンに読める」状態から遠ざけてみよう、と思った次第です。

つまるところ、アメブロ構文をやめて、一般的な文の構成に戻すのは、ある種のフィルタリングでもあります。
この程度の長さで読みたくなくなるぐらいなら、読まんでええよ、という。

なんて、偉そうにすみませんが、アメブロ構文を使うか否かも含めて、どちらも、読み手にどう受け取って欲しいか、という書き手の意思の問題ですので、それぞれが思うようにやればよかろう。

実は改行位置の調整にはもう一つ狙いがあるのですが、これはまたいつか、その狙いがもうちょっと現実的になったらネタにします。

というわけで、ほぼ誰にもメリットのない話になってしまいましたが、まあなんだ、改行位置ひとつとってもメッセージは込められるのだ、という教訓、ってことにしといてください。