今回の衆議院選挙、いつもと投票場所が違う、って案内が来ました。
急すぎて、別の予定が入っちゃってたんだろうな〜。
当の選挙は、争点になるはずの、「国論を二分する」政策が何なのか、正直よくわからないまま、多くの党が同じことを言い始めています。
そう、消費税減税。
多数を取りにいくと、こうなるのでしょう。
尖ったことを言えば、支持者は減る。
だから「反対されにくいこと」に集まっていく。
住宅業界でも、よく見る構図です。
どっちもよく見れば違うけど、見分けるの難しいかもね
「公約型集客」は間違っていない
工務店の集客にも、いわば「公約型」がよくみられます。
断熱等級、耐震等級、高気密高断熱、その他諸々…
いわゆるスペック訴求。
僕はスペックだけで訴えることに否定的ですが、ではスペックで集客はできないか?
一定条件下ではできるはずです。
その地域で、まだ一般化していない性能や設備を打ち出せる場合、有効に働くでしょう。
そういう点で、スペック型集客は間違ってはいない。ただ、色々条件がつくだけ。
似てくると差にならない
問題は、ここからです。
スペック型の弱点は、とてもシンプルです。
みんなが言い始めた瞬間に、「差」ではなくなってしまうのです。
今回の選挙でいえば、
消費税減税 → ほぼ全党が言う
それ自体では「投票理由」にならない、という構図です。

住宅も同じで、断熱等級6、耐震等級3が横並びになった瞬間、「で、どこがいいの?」になる。
そうすっと、それ以外の部分で選択されるわけだけど
お金が得するとか、よく名前見かけるとか、そういうことで選ばれていくのかな、政治も住宅会社も?
つまり公約は、
集客の入口にはなりうる
でも、最終的に勝つ理由にはなりにくい
というわけです。
もちろん、特殊な「公約」がある場合はこの限りではありませんが、特殊公約に賛同する人は少ない、というジレンマがついて回りますね。
尖ると刺さる人が減る、といういつものアレ。
人柄が信頼できる…?
内閣支持率の調査で、支持・不支持の理由に「人柄」ってのがありますよね。
人柄が信頼できる、できない、というアレ。
ほとんどの人は首相に会ったこともないのに、どうやって人柄を信頼したり、嫌ったりするのか。
もちろん、報道を通じて人柄を演出するわけですし、演出が下手だと「人柄が信頼できない」になります。
僕は、政治家は全部人柄が悪いと思っているので(やべえ、炎上発言?)、こんな質問アホみたいだな、と思いますし、それで支持不支持を決めるのももってのほかだと思います。
政策をちゃんと立てて、実行してくれさえすれば、人柄なんてどうでもいいですよね。
でも家づくりの場合は違います。
まず、首相と違って、工務店の場合は、直接、お客さんと会うわけです。
この時に、人柄は大きく左右されます。
だって、自分ちのことをさらけ出し、何千万円ものカネを委ねるんだから、「人柄が信頼できない」人とは、やれませんよね〜。
これは、良い、悪い、という絶対的な指標があるわけではなく、合う、合わない、ですから、どうすればいい、という答えもありません。
ただ、webサイトとかSNSで「つくった人柄」と、実物にギャップがあると、ゲンナリですよね。
立派な人は立派な人らしく、ダメな人はダメな人らしく(例が悪いか)、過度の演出を避けて「人柄」を露出していくのが、いいんじゃないかなあ。
ただし、「人柄」で集客できるのは、紹介などに限られ、SNSや広告でいくら人柄アピールしたって、お客さんには届かない。
というわけで、「人柄」は、知ってもらった後のお話。
じゃあ、集客は?
ではどうやって知ってもらうか?
答えは、案外シンプルで「その工務店が、何を大事にしてきたか」を、淡々と積み重ねて見せることじゃないでしょうか。
ウケそうな話じゃないよ、大事にしてきたこと。
施工事例でもいいし、ブログでもいいし、現場の話でもいい。
そこに思想が滲んでいれば、人は勝手に読み取ってくれる。
尖った公約を掲げなくても、無理に好かれようとしなくても、「あ、ここは合いそうだな」と思ってくれる人は、ちゃんと現れる、はず。
集客は、多数決じゃなくて、相性探しなんですね〜。
