さて、多くの会社は今日から仕事始めですね。
僕は公私混同がモットーですので、年末年始も仕事をしたり酒を飲んだりのハイブリッドでしたが、まあ、経営者は大抵そんな感じかな?
最近「LP(ランディングページ)」の必要性を感じることが増えてきました。
いくつかの案件で「LP」の企画をしています。
LPは、その名の通り「着陸用」のwebページです。
主に広告などから飛んできた人の着地用に用意されるものです。
LPには、ずっと胡散臭い印象がありました。
ちょっと興味がある広告から飛んでいくと、激しい煽り文句や、ホントかよ的なビジュアル、いつもやってるくせに、ことさらに押し出してくる限定感、そしてとにかく申し込め、今すぐ申し込め、の連発…
工務店の仕事とは相性がよくないな…と思っていました。
なぜ考え方が変わったかというと、広告からwebサイトへ流入してくる人の滞在時間があまりにも短いから。
webサイトのトップページの役割は増え過ぎています。
初見の人、既存顧客、同業者、求職者、営業(これ向けの役割はいらないんだろうけど)などなど。
情報はたくさんあっても、意思決定をするためには情報が多すぎる(どこにあるかわからない)、ということになってしまいます。
特定の目的でお知らせを作ったとしても、そこには余計なリンク(良く言えば、サイト内の回遊性をあげようとするリンク)もたくさんくっついていて、LPの目的達成前にどこかへ飛んでいってしまうかもしれません。
僕は自分のサイトもほぼブログだけですし、ブログの存在は工務店にも重要だと思っています。
しかし、ブログをちゃんと読み込める人ばかりではありません。
途中で離脱する人も多いですし、そもそも目的はいきなり決断・申し込みではなく、「共感」とか「信頼」とか「思想の共有」みたいなところにあるはずです。
ブログを読んでも、次のアクションが「じゃあ相談してみよう」になるかというと、そこまでは時間がかかるかも。
というより、ブログを読んで欲しい人は、相談よりも後の段階の人かもしれません。
(これは会社の、ブログのスタイルによるだろうけど)
これに対してLPは「判断を助けるための道具」です。
売り込みではありません。
・情報を整理すること
・比較軸を明示すること
・不安を潰すこと
特に工務店の場合は
・設計思想
・できること/できないこと(やりたいこと/やりたくないこと)
・向いている人/向いていない人(来てほしい人/来てほしくない人)
・価格帯
これらを一箇所にまとめて提示するページって、あまりなかったりします。
(会社案内なんかが、多少それっぽいかな?)
SNSからいきなりトップページに連れてきても、あるいはいきなりブログに飛ばしても、相手はちょっと困ってしまうかもしれません。
見学会等のイベントページも、これまでは「開催情報を載せる場所」でした。
日時、場所、地図、申し込みフォーム。それ自体は間違っていません。
でも実際には、見学会に来るかどうかを迷っている人が知りたいのは、
・なぜ今、それを見る意味があるのか
・自分みたいな人が行っても浮かないか
・何を期待して行けばいいのか
・行ったら、何が分かって、何は分からないのか
といった、判断材料の方だったりします。
トップページでも、ブログでも、イベント告知でも、それらを「全部ちょっとずつ」書くことはできます。
でも、「この人は、今ここで判断したいんだな」というタイミングに、判断のためだけに設計されたページがあるかどうか。
そこに、最近LPの必要性を感じている理由があります。
LPは、集客を増やす装置ではありません。
むしろ逆で、来なくていい人を、ちゃんと来なくし、来てほしい人が、安心して一歩踏み出せるようにするものと考えたらどうでしょうか。
胡散臭いと思っていたのは、売り込むためだけに使われてきたLPをたくさん見てきたからなんだな〜。
少なくとも工務店のLPは、もう少し地味で、もう少し正直で、もう少し不親切でもいい。

不親切ってのは語弊があるけど、「一回デートしてみてもいいかな」と迷ってる相手に、「結婚の申込はこちら」とかやってもな〜
というわけで、いきなり結婚に持ち込もうとしないで、デートしてもいいかな、と判断してもらう、そんなLPの必要性を感じています。
まあ、ある意味、出会い系だな〜
LPある? ある場合、がっつきすぎてない? それだとモテないかもよ…

