ロボットに見せる顔と、人間に見せる顔

詐欺広告とAIO対策、実は同じ構造をしてるんじゃないか、という、やっちゃいけない話です。


先日、webサイトに表示された、とある広告。
(オートバイの写真が出てきて、興味のある方はクリック、みたいな、見るからに怪しいやつ)

怪しげだな〜、なんだろうな、と思ってクリックしてみたら
(怪しげなら、クリックしちゃダメです)

サポート詐欺だった。

サポート詐欺のことは以前書きました。

サポート詐欺サイトに出会う前に練習をしておこう
パソコンが突然ロックされて警告が出てきて、電話しろって言われた〜! というのはいわゆるサポート詐欺。それを事前に体験できるサイトがあるので、一度試しておいて有事に備えましょう。

まだあるんだな〜。

というか、Google広告からだったので、ちょっとびっくり?
審査とかあるよな〜。

でも、悪いことすれば、審査なんか簡単にパスできてしまうのです。

例えば、クローキングと呼ばれる手法は、同じURLを開いたときに、Googleなどのロボットが見にきた場合と、人間がブラウザで見ている場合で、違う内容を返す、という手口です。
広告審査と人間が見たときに違うものを出してパスしちゃう。
審査に通った後に詐欺サイトに転送、ってのもありかな?

この広告については、Googleに違反申告をしたのですが、その後もまだ出ているのを見かけました。
おいおいGoogleさん、大丈夫かよ〜。


このところ、SEO、という言葉より、AIOとかGEOとか、そういう言葉を工務店さんから聞く機会が増えました。
要するに、webページのAI対策、みたいなお話です。

実はこのAIO・GEO対策って、クローキングと、根っこが似ていたりします。
ロボットと人間、それぞれに見せるものを使い分けてすり抜ける、という発想そのものが。

AIに対しては、構造化データを用意しておく、というのが、一つの手法として挙げられていて、僕もそういう風に対応してきました。

構造化データってのは、ざっくりいうと、ブラウザの画面で見ていること以外にも、データを整理して仕込んでおく、というやり方です。
AIが拾いやすくなるわけです。

FAQみたいなコンテンツを構造化データにしておくと、AIから参照されやすくなるよ、みたいな。


ただ、多分、これをやり過ぎると、クローキングに近い状態になるんじゃないでしょうか。
というか、すでにやっているところもあるような気がします。

つまり、AI対策、という名目で、有る事無い事、構造化データに書いておく、みたいな方法です。

〇〇市で△△が得意な工務店は? みたいなのを尋ねると、え〜絶対違うだろ、みたいなパワービルダーが出てきたりします。
ちょっと、匂うなあ…

そういう手法を勧めている制作会社さんも、見たことあります。

そういうの、いいのかよ…?


制作会社は、「ほら言ったとおりにしたらAIからの引用が増えたでしょう」を成果と考えるけど、工務店の場合は、その人が実際にお客さんになってくれないと意味ないですよね。

今の段階では、AIが間違えた、で済むかもしれないけど、そのうち、嘘で集客していた、ってバレるんじゃないかな…
いや、お客さん側にはバレないけど、AIが対策してくるんだろうけれど。

AIがそのうち嘘を見抜くようになったとしても、その嘘に釣られて問い合わせが来た時点で、工務店さんの信用はもう傷ついてる。
バレる・バレないの問題じゃなくて、そもそもの話として。 というわけで、僕はこう見えて、この手の話は、正攻法しかやりませんので〜。