カメラの位置だけで歪んだ写真から卒業しよう。


地域の一隅を照らす工務店を応援したい佐塚です。

僕はいわゆるプロカメラマンではありませんが
時々、建物の写真を撮ることがあります。

なんでプロでもない僕が撮るかというと
クライアントの工務店が撮るより
ずっとマシ、ということが多いからです。

もちろんプロに頼んだ方がいいけれど
諸般の事情で僕が撮ることがあります。

勝負写真はプロに頼むとして
例えば日常的にブログやSNSに載せる
写真は自分たちで撮れないと
結構困ると思うのだけど
SNSどころか自社の施工事例にも
まずまず残念な写真をアップしてしまう
会社も多いです。

こんなこと知ってるよ
という人も多いけれど
知らない人も多いので
ちょっと気をつけるだけで
だいぶマシになる
建物写真の話を少々。

例えば、これはうちの事務所。

イけてない例1

iPhone12miniの広角レンズで
撮りました。
使ったのは標準のカメラアプリ。

車のナンバーを消して画像の
サイズを小さくした以外は
加工はしていません。

スマホを顔の正面あたりに出して
何気なーくパチリ。

なんかイけてない写真でしょう。
上の方がすぼんでいて
下の方が広がっている。
さらに、水平も出ていない。

この建物のことがちっとも
表現できていません。

これが工務店の施工事例
として出ていたら
「この会社はまっすぐな家が建てられるのかな」
とまでは思われないにしても
ちょっと安っぽい感じがしますよね。

次、同じ立ち位置で撮った写真。

イけてない例2

立っている位置は同じですが
スマホを顔の前じゃなくて
腕を上の方に伸ばして
撮影地点を高くしています。
このときレンズ(スマホ)が上下に
傾いていると、やっぱり
歪んでしまうので上下角度も
留意します。

上と下の歪みが少しになって
さっきの写真よりは
マシになったように見えませんか?

でも、建物がそもそも全部入ってません。

さらに、もう少し下がって撮ってみる。

だいぶマシになった例3

だいぶマシになりました。
ここまでくると、この建物が
どういう佇まいのものなのか
写真だけでもイメージできる
ようになるはずです。

もうちょっと視点が高いか
後ろに下がれると
垂直も綺麗に出るんですけど
脚立も三脚もなしで
立ち位置は敷地ギリギリ
身一つの手持ちだとこれが限界か。

もう一回、三つ並べてみます。

顔の位置でパチリ。

手を伸ばして高い位置から。

できるだけ引いて。

これは、立つ場所とカメラの高さ・向き
「だけ」
の話なので、腕とか機材とか関係なく
今日からできることです。

ウチの写真はなんかイけてないなあ
というところは今すぐ実践しましょう!

水平垂直が出てない写真だけで
締めるのは気持ち悪いので
3の例をちょっとだけ修正しちゃう。

このぐらいの修正は
無料(ごめんなさい有料でした)アプリで1秒です。

写真は修正しだすとキリがないので
できるだけいい位置で撮影するのが
まずは第一歩。
歪んだ写真から卒業しよう!

以上!