地域の一隅を照らす工務店を応援したい佐塚です。
ユニクロ前橋南インター店が
ユニクロの服を断熱材として
「着た」
として報道されています。
この建物は
佐藤可士和さんがデザイン監修
ということで
この断熱材を「着る」という
報道は、デザイン側の意図を
見事に伝えている、というか
作戦にハマっているというか。
親会社・ファーストリテイリングの
プレスリリースによると
・BELS☆5つ
・従来のロードサイド店より40%消費電力削減
とあります。
断熱材のことはそんなに
詳しく書かれていません。
着なくなったユニクロの服を
細かく裁断したリサイクル素材を
全体の約30%に活用した
断熱材が使用されており
断熱効果をもたらすことで
空調にかかるエネルギーを削減します。
とあります。
断熱材の3割がリサイクル素材
ってことですね。
ユニクロのフリースは
ポリエステルですから
ポリエステル断熱材の
原料の一部に服のリサイクル
素材なのかな。
(未確認。想像です。)
この店舗では
従来型のロードサイド店と
比較して消費電力40%削減
だそうです。
それはとても良いことです。
けれど、むしろ
従来型店舗はどんだけ
エネルギーを垂れ流して
いるんだろうかという思いが。
新築で「ストーリー」
のあるものができると
メディアは取り上げるし
あたかもユニクロの服の
断熱性能がすごいような
イメージも勝手に膨らむし
PR戦略としては悪くない。
けれど、僕などは
その40%多い方のお店に
手を入れようよ!
と思っちゃうわけです。
別にユニクロさんに文句を
行っているわけではありません。
店舗(非住宅)というのは
まだまだエネルギー多消費型の
建物が多い、ってことの
一つの例にさせてもらいました。
それでいて、そこで働く人にとっては
場合によっては家にいるより
長くいる場所でもあります。
非住宅の木造・木質化が
言われて久しいですが
その前に既存非住宅の
断熱改修にもっと取り組むと
幸せになる人も増えるし
ビジネスチャンスもそれなりに。
ちょうど今
「既存建築物省エネ化推進事業」
が公募中です。
非住宅の省エネ化に対する
補助事業で断熱改修や
バリアフリー化などに
補助金が出ます。
補助率1/3
補助限度額5,000万円
というなかなかの補助っぷりです。
(事業費の下限があるので
何にでもOK、とはいきませんが)
年度によって違いはあれど
100%採択された年もあります。
昨年度は2回の募集で
83件の応募に対して44の採択と
46件に対して32の採択でした。
まあまあ希望が持てる採択率では?
僕も経験があるので
アドバイスもできますよ。
ピンときたら
ぜひ挑戦してみてください。
以上!