工務店コラボの結晶の人気うどん店で食す。


地域の一隅を照らす工務店を応援したい佐塚です。

ブログを愛読して
くださっている方は
ご存知の通り
僕は料理好きです。

妻も僕の料理を
褒めてくれるのと
(ノロケではなく自慢)
妻と僕は休みの日が
なかなか合わず
外食を共にする機会が
ほとんどありません。

今回は、二人とも
都合がついたので
そうだ「野の香」行こう
となった次第。

野の香」とは
浜松市にある讃岐うどんのお店です。
地元では人気店で知っている人も多いはず。

いつも行列の「野の香」

でも、いくら食べ物好きの僕も
ここで「どこそこが美味しかった」
だけのブログは書きません。

このお店は、地元・浜松の
入政建築さんが
実施設計と施工をされました。
もう10年以上前のことです。

店舗設計施工 さぬきうどん野の香/浜松市浜名区平口 – 浜松市の工務店なら【入政建築】|注文住宅を自然素材で建てる
浜松市で注文住宅のご相談なら、いりまさ建築。昭和元年創業の工務店です。無垢材を活かした自然素材が得意です。新築、リフォーム、造作家具、木のマンションリフォームまで承ります。

そこまでなら普通の話ですが
基本設計は香川県の菅組さんが
行なっているのです。

古材と薪ストーブのお店 古木里庫

どちらも町の工務店ネットの
仲間の工務店です。

店主・小楠さんは
浜松でお店を出すにあたり
讃岐うどんの本場・香川で
修行をし、年間1200玉以上の
うどんを食べたといいます。

年間1200って…。
1日3食うどんを
食べ続けても届かない
すごい数ですよね。

香川の菅組・菅徹夫さんは
ライフワークの一つとして
「ベーハ小屋」を追い続けています。

ShopMasterのひとりごと
Assisi

ベーハ小屋とは
煙草の乾燥小屋のこと。

菅さんが、地元で
ベーハ小屋を見つけたことを
ブログに書き連ねて行ったところ
全国の仲間たちが
ここにもあるよ、と情報を寄せ
これまで注目されていなかったものに
焦点が当たった
文化的功績があるものです。

僕の地元でもある浜松にも
ベーハ小屋があるよ、と
入政建築の当時の新野達治社長が
菅さんに連絡して
浜松と香川のホットラインが
出来上がりました。

そういった縁もあって
「野の香」の店主が修行を終えて
地元の浜松にお店を出すときに
入政建築と菅組のコラボレーションが
実現したのです。

ベーハ小屋の特徴は
煙草の葉を乾燥させるときの
煙抜きになる越屋根。

この建物にも越屋根があり
(煙抜きではありませんが)
ベーハ小屋のイメージを
投入しています。

新野社長は、小楠さんと共に
菅組さんの古材ストックヤード
「古木里庫」にいき、お店で使う材を
選んでいます。

菅組さんの「古木里庫」

お店の中には、そこで選んできた
古材が用いられ、また、お店の冊子には
新野さんも取り上げられた記事や
「ベーハ小屋」についての情報も
記されています。

僕などは、そうしたことで
とても嬉しく誇らしく思うわけですが
普通に来店するお客様には
うどんがうまい、ということが
やはり絶対的な価値なんでしょうね。

今回は、香川から取り寄せている
という「ちくわ天」をあしらった
冷かけうどんと
大根、平天のおでん
(香川のうどん屋さんには
おでんが併売されている
ことが多い)
をいただきました。
大変美味しゅうございました。

満席のお店の中でカメラを
振り回すのははばかられたので
店内や料理の写真はありません。
気になる人はぜひ足を運んで
味わってください。

僕らが帰る時にもまだ
行列が続いていました。
こうして愛されるお店に
関わるというのも
工務店冥利に尽きますね。

まとめ。

遠方の工務店がコラボしてできる
こういうケースもあるってこと。

全部自分でやらないことで
かえって価値が生まれることもある。

うどん、とても美味しかった。

以上!