街に飛び出た13倍のダイニング


突然ですが
これな〜んだ?

そう、みんな知ってる(?)
浜松土産「うなぎパイの袋」
じゃ、ねえんだな〜

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地域をよくする工務店を
応援するネットワークの
佐塚です。

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どう見てもうなぎパイの
袋なんだけど。
実はこんな感じ。

建築(?)です。

浜松銘菓「うなぎパイ」
で知られる春華堂の
本社・旗艦店です。

ちょっと引くとこんな感じ。

袋が置いてあるのは
駐車場側。

表側はこんな感じ。

「sweets bank」という
名前が付けられています。

浜松いわた信用金庫の
支店も入っているのです。

(浜松いわた信用金庫は
一風目立った建築を
次々に建てているので
最初はそこの施設かと思ってた)

これは銀行に隣接している
ミーティングスペース。
お互い財布の紐が緩む、かも?

地上から見ると
巨大な椅子ばかりが
目立ちますが

実は、建物本体がテーブルで
施設全体でダイニングを
表現しているんだとか。

テーブルに置かれた新聞には
収容されている信用金庫の広告も。

こんな風に
通常の13倍の寸法のテーブルや椅子が
鎮座ましましているのです。

日射や雨を凌ぐ
テーブルって初めて見たな…
(テーブルとして使えないのが難点)

こんなデカい豚の
貯金箱も初めて見た。

いくら入るんだろう。

隠れキャラとして
うなぎパイが潜んでいます。

スイーツが食べられる
カフェなども
併設されています。
(が、あんまり興味なくて
写真ゼロ)

カワイイ〜、と
集客ができているようで
まずは何より。

ただ、この先、時間が
経っていくとどうなるでしょう。

イベントパビリオンなどなら
展示期間が短いからいいのですが
ここは会社の本社で旗艦店。

末長く使う必要があります。

ポップな塗装は
どうしても経年で色褪せるし
風雨に晒されれば汚れます。

これを綺麗にし続けるって
結構大変だよなあ…

風雪に耐えてきた建築は
経年の変化がむしろ
美しいと思っています。

しかし、この手の建物は
いつもピカピカでないと
価値がありません。

竣工から2年と少し経っていて
今の所は綺麗に保たれています。

そういう維持が必要だと
わかってて建てているとは
思うんだけど…

他人事ながら
ちょっと心配してしまいました。

この場所は
浜松駅から一番近い
市街化調整区域です。

だから周囲に
どんどん家が建つような
ことはありません。

まあ、確かに
家のド真ん前とかにあったら
ちょっと…ってなるかな?

あらゆる建築は
風景の一部であり、その意味で
公共性があります。

街のランドマークとして
親しまれる、ということも
公共性があることでしょう。

だから、このあたりの
バランスは難しいんだけど…

ともあれ、ここはうちの
事務所からすぐそばなので
お越しいただいて、ご希望があれば
ご案内します。

そういう機能を果たしているなら
まずはOK、なのかな…?