飲んでもいないボージョレ・ヌーヴォについて斜め下から語る

今日は11月の第3木曜日。
ボージョレ・ヌーヴォの解禁日です。

色々ともっともらしい話があるものの
言ったもん勝ち、的な雰囲気が拭えない
このお祭り騒ぎ。

下火になったとはいえ
色々な意味で学ぶところがあると感じています。

本来は昨日に続いて
工務店経営者3人と飲むシリーズ…
のつもりだったのですが

今日しかできない話題なので
こちらに切り替えて。

ボージョレ地方の新種(ヌーヴォ)なので
ボージョレ・ヌーヴォ。

なぜ解禁日が設定されているかというと
早く売り出したほうが売れるからと
生産者がどんどん早く売り出して
品質が下がっていったんだそうで。

それを防ぐために出荷日の協定を
作ったそうですが、ほんとかな?

むしろ解禁日をお祭り騒ぎにするための
方便なのでは。
うまいことやったもんです。

この話題に触れると
日本の新米も新嘗祭(11/23)までは
食べちゃダメ! とかにしたら

お米の消費回復につながったり
するのかな…なんて妄想しています。

妄想はさておき
ボージョレ・ヌーヴォに注目したいのは
キャッチコピーです。
例年話題になりますね。

輸入元がつけているコピーもありますが
ここでは公式コピーの和訳を一部紹介。

ここ10年のものを見てみると

2014年
エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい

2015年
記憶に残る素晴らしい出来栄え

2016年
エレガントで、魅惑的なワイン

2017年
豊満で朗らか、絹のようにしなやか。しかもフレッシュで輝かしい

2018年
2017年、2015年、2009年と並び、珠玉のヴィンテージとして歴史に刻まれるでしょう

2019年
有望だが、生産者のテクニックが重要な年

2020年
非常にバランスが取れた爽やかさのある仕上がり

2021年
挑戦の末たどり着いた、納得のヌーヴォー

2022年
太陽に恵まれたヴィンテージ 果実味とストラクチュアの完璧なバランス

どうですか、この
我田引水というか
雰囲気で押し通す感じ。

味が想像できるのは
2017年と2022年ぐらい?

2019年のように
あんまり良くない葡萄でも
頑張ったもんね!

とか

2018年のように
すごいらしいが
何がいいかわからない

とか

すげえなーと思うのですが

しかし実は
これらのキャッチコピー

公式サイトらしきものには
ほとんど出ていませんでした。
ほぼ去年の情報だけ。

ボジョレーワインPress
ボジョレーワインPressは、ボジョレーワイン委員会の日本語公式サイトです。ボジョレーワインをもっと気軽に楽しむ!をテーマに12AOCのワインの紹介や豆知識、料理とのペアリングをウェブマガジンでお伝えします。最新ニュースやイベント情報もご覧...

2023年の日本語公式キャッチコピーは
色々探してみましたが
出てきません。

(サントリーのコピー
「まるで摘みたての赤い果実をそのまま口にほおばったような味わい」
というのはありましたが)

AIにも聞いてみたけど
わかんねーって。

この公式キャッチコピーって
実は誰かがイタズラで仕掛けたものが
ネット上で出回り続けてるだけだったり
するのでは…?

2023年のキャッチコピーを
それっぽくどこかに書いておいたら
バズったかもしれない。

なんてことが言いたかったのではなくて
本題は

解禁日のような
「勝手イベント」で盛り上げるのも
ありだね

ということと

キャッチコピーは大切だけど
中身も伝えず雰囲気だけで
自慢するのはよろしくない!

と言いたかったのです。
が、前置きが長くなりすぎて
本題は6行でした。

ではまた明日!