ユネスコの無形文化遺産に
日本の「伝統的酒造り」が
登録というニュース
そうか〜
先日、広島で立ち寄った
ビールスタンド重富さん
ここはカッチョよく
美味しいビールを注いでくれて
同じビールでも
注ぎ方で別の商品になる
という凄技
ほぼ泡の「ミルコ」なる
商品もある↓
という話は去年の
ブログに書いたので詳しくはそちら
しかし、今回の
「伝統的酒造り」には
ビールは含まれない。
広島名物チー坊で作った
チー坊サワーも
こういうヤケクソな
飲み放題で出る酒も
なぜかじゃがりこの
入れ物に注がれるハイボールも
今回の「伝統的酒造り」
ではありません。
じゃあ何が伝統的かっていうと
日本酒そして焼酎・泡盛などが
対象です。
共通するのは麹を使っていること。
以前見せてもらった
酒蔵での麹づくり
麹がないと
素敵な酒が飲めないのね〜
ビールもワインも
ジンなどのハードリカーも
大好きだけど
日本酒、焼酎、泡盛が
飲めなくなってしまったら
辛いものがある…
日本酒も焼酎も
なんちゃって的な作り方の
お酒もあるので
このユネスコ登録をきっかけに
真面目にやっている酒蔵が
元気が出るといいなあ。
さて、このユネスコ無形文化財
以前に
「伝統建築工匠の技:
木造建造物を受け継ぐための伝統技術」
として登録されています。
「文化遺産オンライン」に詳細が出ていて
(酒造りはまだ出ていませんでした)
(以下の画像は上記サイトより
大きさ揃ってないですが元画像がそうなのでご容赦を)
建造物木工
左官(日本壁)
ぐらいは
なんとかなっても
(左官も湿式、土壁からとなると
できないところ多いかもけど)
茅葺
ひいては
茅採取
まで行くと
どうにもできない…
なんてところがほとんどでは。
そう考えると
日本の家づくりの多くは
お酒で言うと
こんな感じになっているのかも…?
酔えればなんでもいい
そんな人もいるように
住めればなんでもいい
実際にはそういう人が
かなり多いように思います。
今から家づくりを
全て伝統技術だけでやる
なんてことはナンセンスだし
伝統というのは
昔から変わらない
という意味ではないけど
技術がなくなってしまう
というのは
いざやろうと思っても
どうにもならないわけなので
工務店の使命の一つが
職人の仕事をつくる
ということなんだと思います。
そして、その価値を
住まい手さんにわかってもらうこと。
微力ながら僕もそういうことに
役立ちたい。
そして伝統的酒の方も
飲んで応援せねばなるまい。