日曜恒例メシ、というか食い物の話
喉が痛くてね〜
のど飴などなめているのですが
お菓子売り場で売られている
「のど飴」は
別に何の効能もうたわれてない

こんな説明が書いてありますが
どこにも「喉の痛みに効く」
みたいなことは書いてありません。
特定保健用食品(トクホ)だったら
特定の保険機能が期待できることを
記載できます。
これには国の審査が必要です。
トクホとは別に
機能性表示食品というのもあります。
これは審査は不要、届出だけでOKという
アバウトなものですが
「効く」気にさせるのはこれでも十分かもね…
今回ののど飴はそのどちらでもありませんから
効能は書いちゃいけなんです。
だから、さっきの説明文で正しいんだけどさ

この意匠。
「せきのど」が強調されていて
いかにも咳や喉に効くような気がする
もちろん効くとは書いてない
よく見ると「いせきのど飴」と
書いてあって
井関食品というところののど飴
というわけですが
すごいなあ…
食品じゃなくて
医薬品や医薬部外品の
のど飴的なものもありますね。

この場合は効能がうたえます。

さて、住宅はどうでしょう。
アトピーが治るとか
喘息が治るとか
そういう表現をするとアウト
というケースが多いです。
何かの疾病を治癒させる
ということをうたうなら
合理的な根拠がないといけません。
根拠がないのに広告に
そういうコピーを使うと
景品表示法違反になります。
「個人の感想です」も免罪符にはなりません。
健康系とは違いますが
No.1とか最高とかいう言葉も要注意です。
そういうわけで
大根をつかったのど飴のように
効能をうたうのではなくて
相手に勘違いしてもらうための
広告コピーが増えていくわけですが…
その究極はマンションポエムかもしれませんね。
杜、とか、煌めき、とか、贅沢、とか
そういう言葉が出てくるアレ
結局のところ、はっきりしたことがうたえない
裏返しなわけですね。
そういうの嫌いじゃないけど
これも、知っててやるのと
知らずにやるのは大違いだなあ。
やるんなら、確信を持ってやろうぜ。
