日曜恒例メシ…というか、酒の話。
割とバレているかもしれませんが、「翠ジンソーダ」が好きです。
過去のブログにも度々登場している



名前は出てませんが、この前の写真で飲んでるのもそうだ。

その翠ジンソーダがモデルチェンジしました。

左は、ノーマル。
右は、以前もたまに売ってたレモン味?
左は7% 本格濃いめとバカでかく書かれています。
右は5% すっきり爽やか。
これではまるで、左はアルコール度の高い酒が飲みたい人向けみたいではないですか!
従来から7%だし、7%って別に濃い酒ってわけでもないし(色々批判されたストロング系よりは低い)。
でも、こんな風に書かれると、妻の目が気になっちゃうじゃないか!
アルコール度7%、というのは絶対評価。これに対して「濃いめ」は、相対評価です。
住宅で言ったら、「Ua値0.2W/m2·K」みたいなのは絶対的な表現で、「高断熱住宅」は、相対的な表現ですね。
Ua値は、何と比べるか、と言うのは関係なく計算で出る値。
高断熱、という言葉は、あくまで、より断熱が劣るものに対しての相対的な表現。
だから、断熱等級7はもちろん、断熱等級5も高断熱と言われたりしますし、断熱等級4は、今では最低の等級ですが、できた時には最高等級でした。
「高断熱」ってのは、酒の「濃いめ」と同じような話で、状況によって、濃かったり濃くなかったりするわけです。
工務店の仕事というのは、どうしても他社と比べられることが多いです。
比べる対象があるからこそ、みんな、違いを発信しようとします。
「隣と比べてどうですか、いいでしょ、いいですよね」という感じのメッセージが多い。
でも、「隣と比べないでください」という文脈は、そんなに多くない。
「比べやすいもの」以外のことに自信がないのか?
じゃあ、絶対評価で語れば比べられないのか、と言うと、そうでもない。
Ua値0.2、断熱等級7。これは計算で出てくる数字であって、相対的な表現じゃない。誰かと比べなくても成立します。
でも現実には、「うちはUa値0.2です、競合はUa値0.4です」と並べた瞬間、立派な比較の道具になってしまいます。
数字という「絶対評価」も、誰かが隣に置いた瞬間、相対評価に変わっちゃうというわけ。
絶対評価は、比べられにくいのか。それとも、比べやすいのか。
翠の話に戻ると、7%という数字は変わっていないにも関わらず、「濃いめ」と書かれ、5%が並ぶことで、意味が変わったのです。
数字は客観的だけど、その数字をどう文脈に置くかは、誰かが決める。
自分で決めるか、他人に決められるか、の話かもしれません。
工務店が自分の仕事をどう語るか。絶対評価の数字で語るか、相対的な言葉で語るか、そのどちらが正解かというよりも、自分がどんな文脈の中に置かれているかを意識しているかどうかの方が、ずっと大事なんじゃないかな〜
意識していれば、相対評価も絶対評価も、使いどころがある。
意識していないと、いつの間にか「本格濃いめ」にされてしまう。
(何も変わっていないのに、です)
