市場の問題、自分の問題

巨大フードコートで、場違い感を覚えながら、人口減少の話をいつものようにこじつけてみたでござる。


日曜恒例メシの話。

ちょっと前に行ってきた、ところざわさくらタウンの最寄り駅は、JR武蔵野線の東所沢駅です。
一方、所沢駅は西武池袋線、西武新宿線が停まる西武線きってのターミナルで

駅には西武デパートが併設している他

その隣地に低層ショッピングモール「エミテラス所沢」もオープンしています。ここも、もちろん西武の資本。
写真にないけど、駅の反対側にも西武のモールがある。
西武ドームも所沢にあるし、そもそも西武鉄道の本社が所沢にあります。
まさに西武城下町。

エミテラスのフードコートの話を先日ラジオで聞いて興味があったのと、一部アップサイクル材を使ってるそうで、ちょっと見に行ってみるか。

確かにでかい。でもまだ11時前くらい、人がまばらです。

この辺がアップサイクル材かな?
(そんなこと気にしている人は、たぶんいないけど、それでいいんだろう)

フォーをすすりながらビールを飲んだりしていて、気づいたら11時半をすぎるころ、席はかなり埋まっていました。平日だというのに。
ちょっと有閑っぽいマダムが多い他、ベビーカーを押す若い奥様的な人が、かなりたくさんいます。

授乳用の給湯器もあって

一角にはファミリーラウンジがあります。
僕のようなビールオヤジから、お子さんたちを遠ざける安心の仕組み。

まあ、このぐらいは、他のところにもあるのかもしれないけど、とにかく、お子様連れウエルカム、な感じを、ひしひしと受けました。
聞けば、所沢市は、子育て関係の補助も充実しているみたい。

しかし、「子育て環境の充実」って、需要の喚起ではなくゼロサムだったりするんですよね。

選ばれなかったほかの街からは人口が減り、選ばれた側が増える、ゼロサム。
市外に引っ越してしまわないように留めるための施策であったり、あるいは新しく引っ越してきてくれる人を迎えるためだったり。
だって、「子育て世代」自体は、急に増えたりはしないので、もう、他所からぶんどってくるしかないのです。
自治体は、別に元々住んでいた人を優遇したいわけではなく、人口が増えたらいいわけなので。

所沢市を例にとると、昭和30年以降、ずっと人口が増えてきたのが、初めて減少(0.1%ですが)に転じたのが平成25年。
しかし、その後も、微増、微減を繰り返しながら、昨年末でも、平成25年とほぼ同じ人口を保っています。
まあ、減ってない方、じゃないでしょうか。その分、他所から奪ってきてるってことかもしれない。


昨日、国勢調査の速報が出ました。

統計局ホームページ/令和7年国勢調査/調査の結果
総務省統計局、統計研究研修所の共同運営によるサイトです。国勢の基本に関する統計の企画・作成・提供、国及び地方公共団体の統計職員に専門的な研修を行っています。

薄々わかっていたことですが、人口減少、数も率も過去最大、と。
東京と沖縄以外の45道府県で人口が減りました。

我が静岡県は、すべての市町村で人口減。県内のゼロサムじゃなくて、東京に行っちゃうのかな?
所沢にも、元静岡県民、いたりするんだろうな…。

余談ですが、ぼくんちには、なぜか国勢調査が来ませんでしたが…戸籍も住所も住んでるところも同じなのに。これだけでも人口減ってることになるよなあ。

だからといって、地域工務店にとって、東京に出店する、なんてのは簡単ではありません。
仮に簡単だとしても、やるべきこととも思えません。少なくとも、地域工務店、を標榜するなら。


人口減は、ほとんどの産業にとって、チャンスが減ることにつながります。
住宅も、業界全体で言えば、当然、そうなります。

ただ、小さな工務店は、一年にお相手できるお客さんがそんなに多いわけではありません。
どっちみち、地域でシェアを大幅に拡大、さらに東京にも支店を出そう、なんてことはできないのです。
(したい人もいるかもしれないけど、そういう人は僕のブログは多分読まない)

だって、今までだって、地域の市場・お客さんが、みんな知っててくれる、なんて環境、できてないですよね。

市場が縮む、という課題と、自社がちゃんと伝えていない・届けていない、あるいはお客さんを見つけていない課題と、どっちが影響が大きいでしょうか?

小さな規模であればあるほど、後者ですよね〜。
そっちなら、自分たちの問題、手が届く話。