耳障りの良くない話も

熊本でみたびの震度7…地域に関わらず地震が来る、ということももちろんですが、地震の時の火災って、火災保険では補償されないんですよね。そういう耳障りのよくない話を、誰が伝えるか。


熊本で震度7、被害が大きくならないことを祈るばかり、このタイミングで書くと、不謹慎警察に捕まりそうですが…

地震のリスクを地域別に分けるな、ということはは過去に何度も書いていますが、熊本はリスクが小さい、とされている地域です。
地震係数が小さいとか地震保険が安いとか、ああいうのはやめた方がいい。
それでいて、震度7が制定されて以降、複数回見舞われているのは熊本だけです。

けれど今回はその話ではなく。

イオンモール熊本で爆発事故があり、救助作業が続いているようです。
LPガスによる爆発の可能性が報じられています。
それにしてもあんな大きな被害が起こるのか…驚くばかりですが、こちらも早く救助や原因解明が進みますように…


住宅の場合、地震によって発生した火災等は、火災保険の対象外です。
この場合、地震保険でしか補償されません。

火災保険は、新築住宅の場合、ほぼ全ての方が加入するといっていいかと思いますが、地震保険の加入率は、火災保険には及びません。
新築時に火災保険とセットで入る割合=付帯率は7割程度ですが、全世帯で見た加入率は35%程度、というデータもあります。

地震も火災も起こらないに越したことはないのですが、地震はいつどこに来るかわかりませんし、火災も、自分の家以外が火元になって延焼することもあり得ます。

こういうことは、保険屋さんの職域で、工務店の範疇ではない、かもしれません。

ただ、資金計画をするときに、保険料だって馬鹿にはなりませんし、住宅のスペックで保険料も変わるわけだから、やっぱり作り手も無関係ではない、と思うのです。

といっても、こういう話を殊更に発信しても、お客さんには耳障りが良くありませんよね。
でも、どこかの段階で教えてあげないと、お客さんはずーっと知らないまま、という可能性もあります。
普段から、災害に強い家づくりについての発信をしていく中で、ときどき、こういうことも盛り込んでいく、ということなんだろうなあ。


10年前の熊本地震の発生の翌月、熊本を訪問した際、飛行機から見た様子です。
一ヶ月経ってもブルーシートが目立つ状態でした。
(この時は、ブルーシートを屋根にかけるだけで200万円、みたいなアコギな連中も現れていたそうです)
広域で災害が発生すると、支援の手が届くまでにどうしても時間がかかってしまいます。

10年前訪れた熊本で見た景色を、また思い出しています。
僕にできることは大きくないけれど、いろんな意味で、災害に強い家が増えていくことに寄与できたら…
そして落ち着いた頃には、また熊本に足を運んで、ちゃんとお金を使ってこようと思います。