Googleのスマホ・Pixelに
「かこって検索」という機能が
いつのまにかついていた
スマホの画面に映っているものを
指でぐるっと囲むと
それを検索してくれるというもの
自分のブログを表示した状態で
ビールの写真をぐるっと囲んでみると
そっちのビールじゃなくて
こっち、みたいに
対象物を変更することもできます。
どっちも正しいものが
検索されました。
これまでも、Googleレンズで
画像を検索する、ということは
できていましたが
webサイトに限らず
なんのアプリの画面だろうが
そのままの状態から
かこって検索することができる
素敵なアイテムを見つけて
これなんだろう? という時に
これまでは
Googleの">画像検索を
使っていましたが
それと比べてもずいぶん手軽で
安直にすぐ調べちゃう
というのが加速しそう…
この機能は新しめの
GalaxyとかPixelにしか
ついていないので
まだしばらくは
普通の「画像検索」が
幅を効かせることでしょう。
Googleの画像検索には
大きく分けて
似た画像を探すものと
通常の検索のように
入力された言葉から
画像を探すものがあります。
今日は、その画像の
探され方、等のお話。
web上の画像には「alt属性」という
ものがあります。
(web制作業者でもないと
なんじゃそれ、かもしれません)
ユーザーが多いwordpressだと
画像挿入時に管理画面に出る
↑「代替テキスト」というところ。
(ここに文字を入れておくと
alt属性にその文字が入る)
上の場合は
「出世大名家康くんに酔って絡む人」
と入れておくのがいいかな?
でも、この文字は
普通に画面を見ただけでは
何も見えません。
例えば
↑この写真のalt(代替テキスト)は空欄
↑こっちには
「すだれを背にしたハチワレ猫」
という文字が入れてあります。
でも、見た目はな〜んにも変わりません。
見た目どころか画像ファイル自体も
同じものです。
じゃあなんでそんなこと
(alt・代替テキスト)を
入れろというのか?
これを記述しておくことで
いくつかのいいことがあります。
1つは、音声読み上げブラウザへの対応
視覚障碍がある方向けの
音声読み上げでは
上の猫の写真は飛ばされますが
下の写真は「すだれを背に…」が
読み上げられます。
いわゆるアクセシビリティの向上です。
もう1つが
先にあげた「画像検索」への対応
altにテキトーなことを書いて
Googleにヒットさせよう
という輩もいたので
altに一生懸命書いても
検索で有利になることは
あまりない、とされていますが
こと「画像検索」に対しては
altが有用に働くことがあります。
(必ず、ではないですよ)
誰かの画像検索結果に
自社の画像が登場したところで
その人がお客さんになる可能性は
高くないかもしれませんが
そしてもう1つ
僕が注目しているのは
「画像を文字で表現する訓練」
なんの役に立つかって?
一つは、その画像の何を注目して欲しいのか
ということを再認識するため。
「なんとなくかっこいい」から
「ここを見てほしい」へと
より能動的に伝える訓練
だから、altは「〇〇の家・内観」
なんていう地味な付け方じゃなくて
「リビングの大きな開口部から
冬の日差しが指す暖かな様子」
ぐらいに書いてあげたほうが
例えば読み上げブラウザで
文字を聞いている人にも
より詳細の様子が伝わるし
自分自身も
なぜその写真を掲載したいか
明確になってきますよね。
もう一つは
生成AIに何かを依頼するときに
文字で様子を表現する訓練になる
かもしれない、ということ。
ぜひ、画像には具体的かつ創造的な
alt属性(代替テキスト)を
つけておこうではありませんか。
参考:Google 画像検索 SEO ベスト プラクティス