『キングダム』の舞台第二弾決定、という報道を見ました。
人気あるね〜、キングダム。
僕も漫画を追っかけていたのですが、途中で離脱してしまいました。
その代わりに、というわけでは全然ありませんが、横山光輝の『史記』とか『項羽と劉邦』なんかを読んだりしています。
この時代によく出てくる存在があります。「食客」です。
食客というのは、権力者や大富豪の家に寄寓して、衣食住の世話になりながら仕える人たちのことです。
食客を数千人抱えていた、なんていう話もあります。従業員が数千人、ではないです。飯食わしてやってるヤツが数千人。ホントかどうかわかりませんが、それだけ大勢を抱えるのが「器の大きさ」の証明でもあった時代です。
キングダムの時代で言うと、李斯は呂不韋の食客です。もちろん李斯だけでなく、呂不韋には数千人の食客がいたそうです。
「鶏鳴狗盗」という故事は、孟嘗君の食客が、鶏の鳴き真似をして朝が来たと錯覚させて函谷関を開門させた、なんて話から来ています。
では、彼らが何をしているかというと、普段は特に何もしていない。ただ食っているだけです。だから食客。
でも、いざというとき、何らかのスキルを発揮したり、知恵を出したり、外交の現場に立ったりするのです。
何もしていない時間が長かった分、いざというときのインパクトが際立つ、ような気もします。
なんてことを、なんで書いたかというと。
先日、マクスさんのところで、YouTubeの撮影がありました。
福岡からセレクトホームさんがやってきて、マクスとコラボ動画を撮ろう、という取り組みです。


両者の社長がそれぞれブログで綴っています。
こんな感じで撮ってます。

で、僕はその後ろでこんな感じ。

でも、制作スタッフでもない。マクスの社員でもない。
その場のみんなが、コイツ何? と思ってたかもしれない。
そのあとはこんな感じだし。

戻ってから横山漫画を読んでいて、はたと気づきました。
これ、食客みたいじゃないか。
先日「コンサルタントですか?」と聞かれて「カタリストです」と答えて煙にまく、いうブログを書きました。

自分の仕事をうまく一言で説明できない、という話でした。
今回も、同じようなやり取りがありました。やっぱりうまく伝わらない(伝える気がない?)。
食客という言葉は、その問いへのもう一つの答えかもしれないな、と思いました。いや余計わかんないか?
明確な職掌がある存在ではない。でも、いる。
そしてしばしば「そういえばあいつを呼ぼう」という場面が訪れる。
古代中国の食客たちの多くは、何もせずに食って飲んでいただけだったと思うので、あまり格好のいいことは言えません。それに、別に屋敷に住まわせてもらって三食食わせてもらっているわけでもないし。
でも、「食客です」って言ってみたいなあ。
呼んでくれる側が「うちの食客」と思ってくれるかどうか、か。
